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タブレット授業でも見やすい「uni タブレット授業えんぴつ」キッズデザイン賞の審査委員長特別賞を受賞

uni タブレット授業えんぴつ

三菱鉛筆株式会社は、同社の「uni タブレット授業えんぴつ」が「第19回キッズデザイン賞」において、優秀賞である「審査委員長特別賞」を受賞したと発表した。

uni タブレット授業えんぴつは、「濃く書けてタブレット授業でも見やすい」を特徴としている。

開発には、小学生の学習環境が大きく変わってきていることが背景となっている。学習用タブレットを使った学習では、ノートに自分の意見や考えをまとめ、タブレットのカメラ機能を使って撮影し、クラスで相互に考えを共有し合いながら学びを深める「協働的な学び」が一般的になってきた。このように変化した教育環境の中で、「筆圧が弱いと文字が薄く、投影しても読みづらい」「カメラ機能で撮影しても文字が白飛びする」という課題があった。

この課題を解決すべく「uni タブレット授業えんぴつ」は、新開発の鉛筆芯を採用。筆圧が弱い子供でも、濃くてハッキリと見やすい描線が書け、光沢で描線の反射が少なく、画面上でも伝わりやすいことを特長としている。

筆圧が弱い子供でも、ノートにハッキリと文字を書ける(出典:三菱鉛筆株式会社)
低光沢のため、タブレットなどで撮影してもテカりにくい(出典:三菱鉛筆株式会社)

キッズデザイン賞事務局による受賞理由は以下の通り。

デジタル化が進む教育の現場だが、鉛筆を使って書くという行為は変わらない本作品は、従来よりも光の反射を抑えることで視認性を高めた鉛筆芯の開発がポイントである
現場のニーズを丹念にくみあげた結果生まれた製品と感じられる良作である

三菱鉛筆では、「受賞のコメントをありがたく受け止めつつ、今後も子供たちの学びの現場に寄り添う商品開発にさらに努めてまいります」とコメントしている。

キッズデザイン賞は、「子供たちが安全に、そして安心して暮らす」「子供たちが感性や創造性豊かに育つ」「子供を産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、製品・サービス・空間・活動・研究から優れた作品を選び、広く社会に発信することを目的として2007年に創設された。主催は、特定非営利活動法人キッズデザイン協議会、後援は経済産業省、内閣府、消費者庁、こども家庭庁。

キッズデザイン賞の受賞作品には「キッズデザインマーク」を付けることができる

●uni タブレット授業えんぴつ