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タブレットと教科書が入っても重さを感じにくい、中高生向け通学カバン「RAKUSACK GROW」

RAKUSACK GROWを背負うモデルの身長は左が159cm、右が166cm

 フットマーク株式会社は、GIGAスクール端末であるタブレットと教科書を入れられるよう容量アップしながら、重さを感じにくい構造の通学カバン「RAKUSACKR(ラクサック)」シリーズから「RAKUSACK GROW(ラクサック グロウ)」を1月25日に発売した。価格は1万6500円。

 2017年から展開しているラクサック シリーズは、共通の特徴として、重量を軽くするのではなく教科書を体幹の近くで固定して揺れを防ぐブックストラップなどで重さを感じにくい構造としている。体に密着しやすいよう、立体的にパターンを創生する技術で肩ベルトを作り、歩行時の揺れを抑える「チェストストラップ」の装備も行っている。

RAKUSACK GROW

 新製品の「グロウ」では、現在、タブレットと教科書を併用していることから、カバンに収納容量が求められていることや「小物を整理して収納できるポケットがほしい」「耐久面をより強化してほしい」といった実際の生徒の声を反映している。

 収納容量を増やし、小物などを収納できるポケットを装備、鍵やハンカチなど定位置収納ができるほか、折り畳み傘などの収納が便利なサイドポケットを装備する。雨に備えて取り外し可能で強撥水加工を施したレインカバーを背面下部に内蔵し、タブレットやPCを収納できる専用ポケットを設けた上で、開口部には防水ファスナーを備える。縦長の底鋲を付けてカバンが自立しやすく、底部分の耐久性を挙げて汚れや傷も付きにくくしている。

肩ベルトとサイドポケット
レインカバーを内蔵
タブレット収納の専用ポケット
縦長の底鋲を付けてカバンが自立しやすい

 グロウの容量は30リットルで、本体サイズは470×300×190mm(高さ×幅×厚さ)で、本体重量は1130g。カラーはブラックのみ。素材には高強度な素材「CORDURA(コーデュラ)」生地を使い、耐久性も強化しているという。

 フットマークによれば、現在の中学生が持つカバンの重さは平均10kgで、重さによって体の不調を訴える生徒もいるとのこと。部活動の荷物も含めると1人で2個以上持つことも珍しくなく、教科書を学校に置いていくことを認めている学校もあるが、実際には盗難の心配や、宿題や塾で使うことがあり、持ち帰り量はさほど変わっていない現状があるという。

 また、GIGAスクール構想で1人1台のタブレットが配布されているが、教科書からタブレットの移行期間ということもあって、タブレットの分だけ以前よりも一時的に荷物が増えていることもあるという。フットマークでは、できるだけ重さによる身体への負担が軽減できる工夫が求められているとしている。