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Google、Jamboardを2024年12月末までに段階的終了。教育機関が求められる対応は?

Googleは、アメリカ時間9月28日付のブログで、ホワイトボードアプリ「Google Jamboard」とデバイス「Jamboard」の両方について、2024年12月31日にサービスを終了すると発表した。日本では、小学校や中学校など多くの教育機関でJamboardがグループワークなどに活用されており、現場の教職員は代替となるデジタルホワイトボードの検討が必要となる。

公式情報によると、Jamboardの終了は段階的に進められ、2024年10月1日まではこれまで通り動作するが、2024年10月1日以降は、Jamboardアプリは表示専用になる。どのプラットフォームでも新しいJamの作成や既存のJamの編集ができなくなり、その後、2024年12月31日後にすべてのJamデータが完全に削除され、JamboardアプリとJamファイルへのアクセスが不可能になる。

Jamboard の段階的終了スケジュール(「Jamboard の段階的終了に向けて準備する」より抜粋)

これを受けてGoogleでは、2024年12月31日までにJamファイルのダウンロードを呼びかけている。

また、Jamboardに代わるホワイトボードとしてGoogleは、「FigJam」「Lucidspark」「Miro」などのサードパーティ製のアプリをGoogle Workspaceに2023年末から2024年初め頃に統合する予定だと発表している。

Jamboard終了の影響が大きい日本の教育機関に対しては、こちらの記事でも紹介したように、Google for EducationとFigmaのパートナーシップに基づき、デザイン・プラットフォームの「Figma」とホワイトボードの「FigJam」を教育機関に無償提供するという教育プログラムを開始させた。

活用についても、教育委員会や教員を対象にFigJamのオンラインセミナーが10月21日(土)13時より実施される。参加は無料で事前登録制となっている。