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Google スライドで「ふせん機能」を実現する協働学習ツール
提供終了予定のGoogle Jamboardにかわるもの
2024年3月15日 06:30
ゼッタリンクス株式会社は、Google Workspaceの効率的な活用を支援する「Suiteツール」のふせん機能をアップデートして協働学習ツールとして提供を開始した。Googleスライドでふせん機能が利用できるもので、提供終了が予定されている「Google Jamboard」にかわるものだという。
Suiteツールのふせん機能では、これまでより直感的な操作でふせんが挿入でき、ふせん集計機能をあわせて活用することで、児童生徒のアイデアを視覚的に表示、クラス全体の考えをひと目で確認することもできる。
アップデート内容としては、Jamboardと同じような入力ボックスが表示され、文字入力し、ふせんの色と大きさを選択して挿入できるようになり、ふせんの大きさも指定して挿入を可能とした。さらにインターフェースの改善を行い、ふせんの色別集計やテキスト、画像の抽出も容易に行えるように改善している。
さらにワードクラウド作成といった新機能を追加、提供予定ではあるがJamboard からスライドに変換するコンバーターも提供予定としている。
Suiteツールの導入はGoogle Workspaceに拡張機能を追加するかたちで行い、新たな専用ツールの導入を必要としない点も特徴となる。
これまでデジタルホワイトボードとして使われたきた「Google Jamboard」は2024年10月1日に表示専用となり、12月31日のあとにJamデータが完全に削除され、JamboardアプリとJamファイルへのアクセスが不可能になる。
ゼッタリンクスでは、Google スライド上でJamboardと同様の操作でふせんを作成できることから、アップデートしたふせん機能が新たな定番の協働学習ツールになるとしている。さらに、ほかのGoogle Jamboardの代替ツールとは違って小学生でも操作が難しくなく保存ファイルもGoogle ドライブ上で管理できる点を強調している。
なお、Suiteツールは30日無料トライアルを実施している。Google Workspace Marketplaceからダウンロードして試用することができる。