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児童生徒の学習状況をひと目で把握、「Suiteモニター」を8月26日に発売 ゼッタリンクス

児童生徒の学習状況を把握できる学習モニタリングツール「Suiteモニター」を2024年8月26日に発売

ゼッタリンクス株式会社は、2024年8月26日に学習モニタリングツール「Suiteモニター」を発売すると発表した。

Suiteモニターは、特許申請中のスクリーンモーション検知機能により、児童生徒が操作する端末画面の変化率をリアルタイムでモニタリングする。これにより、動きが大きい児童生徒の画面を自動で上位に表示し、操作が止まっている場合は赤枠でアラートを通知する。教員は児童生徒の学習状況をひと目で把握し、適切な支援や指導を行うことが可能となる。

児童生徒の操作画面の変化率を検知し、モニタリング画面の並べ替えやアラート表示などの機能を実装

さらに、Suiteモニターはタイムラプス録画機能を搭載。授業終了後に動画で学習活動の振り返りができる。従来のモニタリングツールと異なり、重要なポイントのみを短時間の映像にまとめるため、授業中に注視できなかった児童生徒の学習状況や個別学習時に関係のない画面を表示していたかを確認しやすい。

児童生徒の操作画面で画面の変化率が大きい部分を複数記録し、タイムラプス動画として保存する

また、教員の端末で児童生徒全員の画面を一括保存できるスクリーンショット機能のほか、Googleスプレッドシートに画像を一覧表示するアルバム機能も搭載しているため、学習記録や振り返りの授業レポートを簡単に作成することが可能だ。

児童生徒全員の操作画面を一括で画像で保存し、Googleスプレッドシートに展開できる

Google Classroomとの連携機能を備えているため、対象のクラスを選んですぐにモニタリングを利用した授業を開始できるという。なお、Suiteモニターはクラウド上で動作するため、端末へのインストールは不要であり、教員と児童生徒が同じルームにログインするだけで利用できる。

Suiteモニターの利用イメージ

個別学習と協働学習を同時並行で行う授業では、教員の見守りや見取りが重要となる。しかし、教員一人でクラス全員の学習状況を正確に把握するのは難しい。

同社は、主体的・対話的で深い学びの視点から、子供たちの可能性を引き出す「個別最適な学び」と「協働的な学び」を一体的に行うために必要な授業支援ツールとして、Suiteモニターを全国の学校に展開していくとしている。