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不登校の児童生徒が全教科学べる、オンラインフリースクール「NIJINアカデミー」が9月1日開校

主要教科に加えて、体育、図画工作・美術、道徳、特別活動、英語、プログラミングも

小中学生向けのオンラインスクール「NIJINアカデミー」が9月1日開校

 株式会社NIJINは小中学生向けオンラインスクール「NIJINアカデミー」を9月1日に開校する。既存学校に代わる新しい学びの選択肢としており、主要教科だけでなく体育や図画工作・美術まで全教科に対応、バーチャル上で協働的な学びを実現するためメタバース上に専用校舎も用意する。

 NIJINアカデミーのコンセプトは「義務教育を最高おもしろく」で、新潟大学付属新潟小学校教諭で研究副主任の中野裕己氏、元新潟大学付属新潟小学校教諭で研究主任の志田倫明市、筑波大学付属小学校講師で一般社団法人KTO代表の加藤宣行氏など、現役教師による授業をオンラインで受けられることが特徴。

NIJINアカデミーの講師

 NIJINアカデミーでは学校でしか学べないという固定観念を覆し、学校に行かなくても学力と社会性が豊かに育つ「新しい学びの選択肢」を掲げる。NIJINアカデミーのカリキュラムも学校に行かなくても学校以上に質の高い授業を受けることのできるオンラインスクールとして開発しており、不登校児童生徒の多くが挙げる「勉強遅れに対する不安」をコンテンツとICTの力で解消するという。

不登校児童生徒が「勉強遅れに対する不安」を抱える

 対応する教科は、国語、算数・数学、社会、体育、図画工作・美術、道徳、特別活動、英語、プログラミング。さらに、教科外として、自由進度学習、SDGs教育、プロジェクト型学習、プログラミング教育、グローバル教育、キャリア教育。校種はフリースクールに分類される。

NIJINアカデミーのカリキュラム

 また、個別学習だけでなく児童生徒同士の対話や協働的な学び大切ということで、oVice株式会社と協業してメタバース上に専用校舎も用意、児童生徒は朝、バーチャル校舎に登校する形態をとる。

メタバース上に専用校舎も用意

 NIJINアカデミーの入学は、説明会に参加をした上でオンライン上で入会手続きをし、入学ガイダンス・担任との顔合わせを行うとしている。現在のところ費用等は公開されていないが、クラウドファンディングで支援のひとつとして体験入学チケットなどを受け付けている。