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LearnMore、oViceの二次元メタバース空間による教育環境づくりをスタート

第一弾は不登校児童生徒に向けた授業支援

株式会社LearnMoreは、oVice株式会社とリセールパートナー契約を締結し、二次元メタバース空間を活用した新たな教育環境づくりをスタートしたと発表した。

取り組みの第一弾として、特に不登校児童生徒に向けて、二次元メタバースを活用した授業支援を行う。具体的には、学校の授業や先生とのやりとり、他の生徒とのコミュニケーションをオンライン上でできるようにする。

さらに、デジタル教材の活用や、オンラインによるキャリア教育、主権者教育など、子どもたちが、どのような環境においても公平に学ぶ機会と、社会と関わる機会を提供することで、自ら考えて行動する力を育むためのサポートをしていく。

oVice株式会社が提供している二次元のビジネスメタバース「ovice」では、アバターを使ってオンラインの二次元画面上を自由に動いて、自由に話しかけることができる。また、周囲のやり取りを耳にしたり、通りすがりで会話に参加することもできる。他のオンラインツールやメタバースに比べて、児童でも操作しやすい簡便性が特徴で、拍手や挙手などの音声付きの感情の共有機能もある。

oviceによるバーチャル教室の主なメリットとして、以下の3点が挙げられている。

①公平な教育機会の提供

このバーチャル教室では、一人ひとりの教育環境や学習状況に合わせて学ぶことが可能であり、公平な学びの提供に近いものとなっているという。

LearnMoreでは、不登校児童生徒に限らず、自宅やゼミなどで上限を振り切って学び「学ぶって楽しい!」と思うようになった児童生徒など、学習者の感覚はさまざまであるとし、選択肢として幅広い教育が提供できるようになるとしている。

②距離の制約を取り除く

バーチャル教室では、メタバース空間でリアルに近い学校生活を送ることができるため、身体的負担や心理的ストレスが減り、不登校を未然に防ぐことができる可能性を秘めているという。

また、距離の制約がないことから、自身が生活する地域だけでなく、他の地方や、修学旅行以外では訪れる機会のないような地域とのコミュニケーションを取ることもできる。

さらに、国外のグローバルな地域とのコンタクトも容易になるほか、海外における通学困難を理由に教育機会を逸している子どもに対する解決策としても活用できるとしている。

③oviceの優位性

oviceの特徴として、下記の3点が挙げられている。

・使い方が簡単

URLをクリックするだけで使える。アバターで入れるため顔出しも不要なので、利用のハードルが低い。入室者の存在が視覚的にわかり、アバターで近づき声をかけられる。周囲のやり取りを耳にしたり、通りすがりで会話に参加もでき、実際に人が隣にいるような感覚で会話やチャットができる。

・カスタマイズができる

カスタマイズにより、家にいながら現実世界の教室を見て授業を受けることができ、動画教材・デジタル教材などを使用することもできる。

・利用データから効果検証ができる

利用データから、会話発生数、入室回数、滞在時間などを把握できる。このデータをもとに効果検証し、今後の施策に活用することも可能。

これらの特徴に、LearnMoreがこれまで実施してきた学校教育支援と組み合わせることで、これまで先生が時間とマンパワーの関係で取り組むことが難しかった領域へのサポートも可能となるという。

まずは、不登校児童生徒の支援からスタートし、第二弾として放課後児童支援を想定。さらに第三弾として、学校の先生の視野拡大や、地域との関係性の構築、総合学習などの実務支援を目的とした活用を想定している。最終的には、小中高のリモート学習の一環として活用してもらうことで、新たな教育環境づくりを進めていくという。