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不登校の生徒向け「ベネッセ高等学院」、仲間と一緒に学べるバーチャルキャンパスが完成
2025年2月20日 17:00
oVice株式会社は、株式会社ベネッセコーポレーションが4月に開校する通信制サポート校「ベネッセ高等学院」のバーチャルキャンパスを構築したことを2025年2月19日に発表した。このバーチャルキャンパスは、不登校の生徒が安心して学べる環境を提供するため、oViceのバーチャル空間技術を活用している。
ベネッセ高等学院は、不登校の生徒が自分に合った学び方を選択できるよう支援する通信制サポート校である。oViceのバーチャルキャンパスを導入することで、関東と関西に分散する11のキャンパスの生徒が1つのオンライン空間で学習できる環境づくりを実現。生徒同士がアバターを通じてコミュニケーションを取ることで、仲間の存在を感じながら学びを進めることが可能となる。
また、バーチャルキャンパスを通じて拠点を越えた教員間の情報共有や交流も容易になり、教育ノウハウの共有も促進できるという。今後は、バーチャル空間内に職員室スペースや保護者向けガイダンススペースを設けるなど、学習支援をさらに拡充する予定だ。
ベネッセ高等学院の上木原孝伸学院長は、「学びというのは『どこで学ぶか』よりも、『何を学ぶのか、何を学びたいのか』が重要。oviceという空間を学びの中心に置くことで、さまざまな障害を乗り越えられる。例えば、病気などでどうしても家から出られない子供が、疎外感を感じることなく仲間と一緒にoviceで学び、きちんと卒業をすることができる」と述べており、子供たちの学びを止めない環境を提供し続ける意向を示した。