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不登校の実態とニーズを把握する官民共創施策のシンポジウム、2024年1月11日オンライン開催

 NPO法人多様な学びプロジェクトは、10月から調査中の「不登校のこどもの育ちと学びを支える当事者実態ニーズ全国調査」の結果報告と、関係者の相互理解を深めることを目的として、シンポジウム「不登校当事者の実態とニーズを把握し、官民共創でつくる効果的な施策とは」を2024年1月11日にオンライン開催する。参加費は無料。

 文部科学省の2022年度の調査によれば、不登校児童生徒は過去最多の30万人弱で、前年比で22%増と急増している。その一方で、38%の児童生徒が相談や支援を受けられていない現状がある。

 そこで、多様な学びプロジェクトでは「不登校のこどもの育ちと学びを支える当事者実態ニーズ全国調査」を10月6日から12月31日まで実施、シンポジウムでは確定値を公表して当事者ニーズを国や自治体の施策にどう反映させるかを、関係者とともに考える。

 シンポジウムは2024年1月11日(木)の13時30分から16時30分まで。3部制となり、第1部は調査の報告と基調講演、第2部は自治体事例の紹介、第3部がパネルディスカッションとなる。

 配信はZoomのウェビナー形式にて行い、後日アーカイブ配信も予定。定員は600名で事前申込となり、締め切りは2024年1月9日の17時だが、先着順で定員に達し次第締め切る。参加費は無料。文部科学省が後援し、令和5年度 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業の助成を受けて実施する。

 なお、シンポジウムの登壇者は以下のとおり。(登壇順/敬称略)

国立大学法人東京学芸大学社会科学講座 教授 加瀬進
文部科学省 初等中等教育局 児童生徒課 生徒指導室 課長補佐 大野 照子
認定NPO法人フリースペースたまりば理事長 西野博之
国立大学法人信州大学教職支援センター 准教授  荒井 英治郎
草津市教育委員会事務局 児童生徒支援課 主査 北村 大輝
大阪府公立小学校教諭 松下 隼司
国立大学法人奈良女子大学研究院 生活環境科学系 教授 伊藤 美奈子
公務員/不登校経験者/不登校児童生徒の保護者 鈴村 結
通信制高校生 色葉 みと
NPO法人多様な学びプロジェクト 代表理事 生駒 知里