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文部科学省、『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』とタイアップしたポスターを配布

文部科学省が、「令和8年版科学技術・イノベーション白書」の周知と、科学技術への関心を高めることを目的として、『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』とタイアップしたポスターを配布(出典:文部科学省)

文部科学省は、「令和8年度科学技術・イノベーション白書」を広く周知し、科学技術への関心を高めることを目的として、『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』とタイアップしたポスターを配布すると2026年7月7日に発表した。

ポスターの配布先は、全国の教育委員会(小学校・中学校・高校など)や科学館などで、配布枚数は約4万枚を予定している。文部科学省は、ポスターを通じて、最先端技術や未来社会のあり方に関心を持つ入り口にしたい考えを示している。

タイアップするTVアニメ『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』は、科学技術やイノベーションをめぐる今日的な論点も多く含む作品として紹介されている。1989年に原作漫画が発表されてから、現在まで数多くの作品が制作され、国内外で評価を受けてきた。今回のポスターは、こうした作品の世界観をきっかけに、科学技術への好奇心や未来を考える力を広げる狙いがある。

令和8年版科学技術・イノベーション白書は、科学技術・イノベーション基本法に基づき、政府が科学技術・イノベーション創出の振興に関して行った施策を報告するものだ。構成は、年度ごとの話題を特集する第1部と、年次報告である第2部に分かれている。

令和8年版科学技術・イノベーション白書

令和8年版の特集は「科学とイノベーションが切り拓く我が国の未来」である。第7期基本計画が始まる最初の年として、計画のキーワードの1つである「科学とビジネスの近接化」を切り口に、科学技術・イノベーション政策の方向性を説明。基礎研究の段階から、事業化や社会での活用を見据えた研究開発が進んでいることを紹介している。

白書では、2025年ノーベル賞の研究成果と社会実装に向けた取り組みも扱う。研究成果が生まれるまでには何十年もの年月が必要になる場合があるため、研究者が研究に専念できるよう、基礎研究をはじめ多様な研究への支援が重要だとしている。基礎研究で得られた知は、企業との共同研究、技術移転機関、スタートアップ企業の創業などを通じて、製品やサービスとして社会に届く。

スペシャルコラムでは、ノーベル賞受賞者の坂口志文教授や北川 進教授のほか、研究成果を社会実装につなげるベンチャー企業のレグセル社、Atomis社へのインタビューを掲載。研究を進める動機や、研究成果をもとに起業するに至ったきっかけと困難、未来の研究者や起業家へのメッセージなどを紹介する内容だ。

第7期基本計画では、科学の再興や重要技術領域への重点投資、科学技術と安全保障の連携、産学官をつなぐ仕組みづくり、科学技術外交、推進体制やガバナンスの改革を重点事項としている。今回のポスター配布は、こうした白書の内容に触れるきっかけを学校や科学館などに広げる取り組みである。

●【令和8年版白書紹介】科学とイノベーションが切り拓く我が国の未来