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小中学校向け連絡サービス「tetoru」、自動翻訳機能を9月から提供
2025年7月1日 10:30
Classi株式会社は、同社が提供する小中学校向け保護者連絡サービス「tetoru(テトル)」に、自動翻訳機能を追加すると発表した。同機能は、保護者が学校から届いた連絡を指定した言語に自動翻訳するもので、2025年9月から有償オプションとして提供する予定である。
日本の学校では、外国籍の児童生徒が増加傾向にあり、教育現場では多言語対応の必要性が高まっている。Classiが実施した満足度調査によると、教職員の約40%が連絡配信の自動翻訳機能を希望しており、保護者からも同様の声が多く寄せられていた。
追加機能は、「tetoru」を通じて送られる連絡の件名や本文、日付などを保護者が選んだ言語に自動で翻訳する仕組みだ。対応言語は英語、中国語(簡体字・繁体字)、ポルトガル語、スペイン語、タガログ語、インドネシア語、タイ語、ヒンディー語、フランス語、ベトナム語、韓国語、アラビア語、ウルドゥー語を含む13言語で、外国籍児童生徒の約80%をカバーしている。なお、翻訳できる言語はOSによって一部異なる。
保護者は、アプリ上で翻訳言語の設定や変更を簡単に実行でき、翻訳内容はいつでも原文表示に切り替え可能である。Classiは、tetoruに自動翻訳機能を追加することで多言語環境下での情報格差を解消し、どの家庭でも教育に参加しやすい環境づくりを目指すという。