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ユニバーサルデザインのオセロ、教育機関に無料提供を実施中　メガハウス

小学校4～6年生を対象とした教育プログラムで活用

2024年9月6日 09:30

ユニバーサルデザインを取り入れた「一体オセロ」

株式会社メガハウスは2024年4月から、小学校向けの教育プログラム「オセロで学ぶユニバーサルデザインってなに？」を実施し、授業で使用する「一体オセロ」を無償提供している。現在も同プログラムに取り組む教育機関を募集中だ。

一体オセロは、黒石の表面に波紋状の出っ張り模様をあしらい、白石の表面をへこませており、視覚に障がいがある児童も含めて、全ての児童が同じ条件で楽しむことができるよう配慮されている。石は盤面と一体化しており、丸い縁を押して石の色を変えることができる。

触感で黒石と白石の違いがわかる

同プログラムは、主に小学校の4年生から6年生を対象とし、45分×2コマの総合的な学習の時間での利用を想定。オセロを題材としてユニバーサルデザインを学び、オセロに関する新ルールのアイデアやデザインを考え、気付きや感想を発表する構成となっている。

教材には、一体オセロのほか、オセロ博士がナビゲートする動画解説、授業の進行に必要な指導案と解説スライド、ワークシートデータが含まれているため、授業準備を最小限にできるという。

教員用の授業進行用動画と解説用スライド

テスト授業の実施校では、「『ユニバーサルデザインを学ぶ』と伝えると身構える児童もいるが、身近なオセロから入ることで、授業への意欲や好奇心を引き出すことができた。オセロ以外のものにもユニバーサルデザインが使われていないか、普段の生活と結びつけて考える姿勢が見られる」とコメントを寄せている。

誰もが使いやすいデザインを学ぶことは、社会全体の多様性と共生について理解を深める機会となる。同社は、教育現場におけるユニバーサルデザインの普及と、地球環境に配慮した持続可能な教育支援を推進している。