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スタディサプリ、到達度テストCBT版を2024年春から提供開始

先行受検では「結果が早くわかる」「紙より回答しやすい」と好評

 株式会社リクルートは、2024年春から、オンライン学習サービス「スタディサプリ」の到達度テストにおいて、PCを使用して回答するCBT版とした「スタディサプリ 到達度テスト web」サービスを提供開始すると発表した。

 スタディサプリの到達度テストは、高校向けに提供する、学んだ知識や機能に関する問題が網羅的に出題される絶対評価型のテスト。これまでは紙のテストのみで行っていたが、高校における1人1台端末が整い、先生からの要望もあったことから、CBT版としてWeb受検を可能とする「スタディサプリ 到達度テストWeb」を提供開始する。

 CBT版とすることで、テスト返却までの期間が、これまでの約3週間から最短で翌日に短縮可能になるという。さらに生徒にとってはテストの記憶が新しいうちに自身のつまづきを把握し、結果を受けて配信される個別最適な課題で学びなおしができる。その結果、学習サイクルが高速化して基礎学力の早期定着につながるとしている。先生にとってもテストの回収等がなくなり業務改善となる。

 このCBT版は、提供開始に先だって先行受検を31の高校で実施した。受検した生徒のアンケートでは、良かった点として「採点結果が早くわかる」(34.0%)、「紙入力より回答しやすい」(31.8%)などの声があり、先生からも業務軽減ができるだけでなく、フィードバックが早く、意識高く復習に取り組めるなどの好評価を得たという。

先行実施の生徒アンケート結果で、CBT版の良い点