ナレッジ

小学生の決断力を育む本『10歳から知っておきたい「自分で決める力」の伸ばし方』が登場

『10歳から知っておきたい「自分で決める力」の伸ばし方』(鳥原隆志 著/発行:株式会社日本能率協会マネジメントセンター)

株式会社日本能率協会マネジメントセンターは、2024年9月27日に『10歳から知っておきたい「自分で決める力」の伸ばし方』を発売した。同書は、小学生高学年の子供が、自分で物事を決める力を育む方法を取り上げている。

同書では、「どっちにしたらいいか決められない!」「友達に誘われたけど本当は行きたくない」といった小学校高学年で起こりえるシーンをもとに「あなたならどうする?」という問いを提示し、判断力や決断力を高める方法を紹介する。

14のクエストで「こんなとき、あなたならどうする?」という問いや選択肢を提示する

著者の鳥原隆志氏は、株式会社インバスケット研究所の代表取締役であり、インバスケット思考の第一人者として活動している。鳥原氏はインバスケット思考を駆使し、ビジネスや日常生活における迅速かつ的確な判断力を養う方法を広めている。

「インバスケット」とは、未処理の書類が入った箱のことで、架空の人物として制限時間内に多くの案件を処理して情報を整理し、冷静に分析して適切な行動を取る能力を養う手法のことである。必ずしも正解があるわけではなく、決め方や優先順位を付けるといったプロセスを評価するのが特徴だ。

鳥原氏は、「決め方」は大人でも理解できていないことが多く、子供が物事の決断方法を教わる機会が少ないことに触れ、完璧な決め方は不可能で、失敗もあるが「できるだけ本番で失敗してほしくない」という思いから同書を執筆したという。

目次

第1章 「自分で決められない」とどうなるの?
    ――人生は決断の連続
第2章 「決める」ってどういうこと?
    ――インバスケット思考とは
第3章 「自分で決める力」を育てる14のクエスト
第4章 「自分で決める力」があなたの人生を作っていく

著者

鳥原隆志(とりはら たかし)
株式会社インバスケット研究所 代表取締役 インバスケット・コンサルタント。大学卒業後、株式会社ダイエーで販売部門や企画部門を経験し、10店舗を統括する食品担当責任者として店長の指導や問題解決業務にあたる。管理職昇進試験時にインバスケットに出合い、自己啓発としてインバスケット・トレーニングを開始。日本で唯一のインバスケット教材開発会社として、株式会社インバスケット研究所を設立し、インバスケット・コンサルタントの第一人者として活動している。

書誌情報

書名:10歳から知っておきたい「自分で決める力」の伸ばし方
著者:鳥原隆志 著
発売日:2024年9月27日
価格:1,760円(本体1,600円+税)
判型:A5判
ページ数:160ページ
ISBN:9784800592644
発行:株式会社日本能率協会マネジメントセンター