イベント

意図通り動く喜びが学びを後押し、AIロボット「Kebbi Air」で広がるプログラミング体験

AIコミュニケーションロボット「Kebbi Air」を体験(出典:丸文株式会社、以下同じく)

 エレクトロニクス商社の丸文株式会社は、東京都八王子市が拠点のプログラミング教室「テラコミ」において、AIコミュニケーションロボット「Kebbi Air(ケビー・エアー)」を活用したプログラミング体験会を実施した。

 Kebbi Airは、丸文が資本提携している台湾のNUWA Robotics Corp.のAIを搭載したコミュニケーションロボット。会話だけでなく、豊富なボディランゲージやダンス、カスタマイズ性の高いプログラミング機能が特徴。丸文が国内で販売代理店として関連ツールとともに扱っている。

 プログラミング体験会では、まずロボットと対話をして親近感を醸成、プログラミングの基礎として、顔を触ったらあいさつ、お腹を触ったら進むといったトリガーと、アクションの基礎を習得する。さらに、応用課題として「レストランの店員さんになろう」をテーマに、あいさつから注文受付までの実践的なプログラム作成を行った。

プログラミング体験会の様子

 体験会は1時間の実施だというが、丸文によれば、参加した保護者や生徒から「満足度100%」という評価を得たという。

 また、テラコミの教育事業部長はコメントを寄せ「Kebbi Airであれば1台で5~6名の生徒にレッスンが可能とし、教育現場での活用が十分に期待できると実感」と述べたほか、丸文の担当者も「子供たちが自立してどんどんプログラムを組み、試行錯誤を楽しんでいる姿が印象的」と体験会を振り返っている。

 丸文は、体験会で得られた知見を生かし、教育機関やプログラミングスクールなどへの導入支援を本格化させるとともに、子供たちが先端技術に触れ、論理的思考や創造力・表現力を育める環境づくりを推進する方針だ。