ニュース
人型ロボット「Pepper」のプログラミング学習サービス「Pepper for Education」を専門学校に提供
2025年2月26日 12:03
ソフトバンクロボティクス株式会社は、2025年4月開設予定の東京デザインテクノロジーセンター専門学校(TECH.C.)高等課程に、人型ロボット「Pepper」を活用したプログラミング学習サービス「Pepper for Education」を提供することを発表した。
Pepper for Educationは、前期に行われる「情報」の授業に利用。ビジュアルプログラミング言語「Scratch」をベースにしたPepper専用のプログラミングツールを活用し、生徒自身がPepperの動きや会話を操作することで、プログラミングを体感的に基礎から理解することに役立てる。また、生成AIについてのクイズやゲームを織り交ぜながら、AIを有効に活用するための実践方法も学ぶ。
後期の授業では、ソフトバンクがAI活用人材の育成を目的に開発した高等学校向け教育プログラム「AIチャレンジ」を導入。AIの活用方法や企画をプランニングし、AIをツールとして使いこなせるようになることを目指す。
TECH.C.高等課程は、一般の高校と同じように国語・数学・英語などの科目を学びながら、ゲーム制作やeスポーツ、コミックイラスト、VTuberなどの専門分野を学ぶ学校だ。「産学協同」を生かした独自の教育システムで学外や業界と連携し、業界を牽引する人材を育成するためのカリキュラムを用意している。
Pepper for Educationは、主に小中学校および高校で導入されている。高度な専門知識が求められる専門学校においても、教員が安心して授業を進められる充実した教材と手厚いマニュアルが評価され、今回の導入に至ったという。