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KDDIとエリクソン、小中学生向け遠隔STEAM教室を実施
2025年9月5日 08:40
KDDI株式会社とエリクソン・ジャパン株式会社は、小中学生を対象とした「エリクソン×KDDI 遠隔STEAM教室」を開始すると2025年9月4日に発表した。第1弾は、9月27日(土)にKDDI高輪本社とエリクソン・ジャパン仙台オフィスの2拠点で、ロボット教育プログラムを実施する。
この取り組みでは、離れている拠点間でも同じ空間にいるかのようにコミュニケーションが取れる「空間自在コネクター」を活用する。対象は小学校5年生から中学校1年生の児童生徒で、参加者54名を募集。ロボットの組み立てやプログラミングを通じて制御技術を学ぶ機会を提供予定だ。
背景には、端末整備が進んだ一方で「端末の活用率」や「授業での活用方法」において自治体間や学校間で格差がある現状がある。両社は、遠隔でも対面に近い臨場感で専門性の高い授業や実践型プログラムを実施することで、教育DXの推進を目指す。今後は2026年1月にゲームクリエイター教室、3月に生成AI教室の開催を予定しており、学校授業への導入も視野に入れている。
KDDIが2025年8月に実施した調査では、「子供が習っている」または「子供に習わせたい」と回答した習い事で「プログラミング」(45.1%)が1位、「生成AI」(32.6%)が4位に入っており、需要の高さが明らかになった。
「習っている・習わせたい」と回答した人のうち、「通いやすい距離に教室がある」割合は、水泳は三大都市圏・地方ともに約9割と高水準である一方、生成AIは三大都市圏で約5割、地方では約3割と低く、学ぶ環境に地域差があることが判明している。
エリクソンは世界45カ国でデジタル教育を支援する「Connect to Learn」を展開しており、日本でも2022年以降、小学6年生を対象に「デジタルラボ・プログラム」を活用した授業を実施してきた。KDDIも「KDDIみらい共創プログラム」を通じて子供たちに新しい学びの場を提供しており、今回の取り組みはその延長線上にある。
●実施概要
名称:エリクソン×KDDI 遠隔STEAM教室
日時:2025年9月27日(土) 13時~17時(予定)
場所:
・KDDI高輪本社(東京都港区高輪 2丁目21番1号 THE LINKPILLAR 1 NORTH)
・エリクソン・ジャパン仙台オフィス(宮城県仙台市宮城野区榴岡4丁目2-3 仙台MTビル)
参加対象:小学5年生の児童から中学1年生の生徒54名
・KDDI高輪本社:30名
・エリクソン・ジャパン仙台オフィス:24名
※参加者1名につき、保護者1名のが要同伴
参加費:無料
実施内容:ロボットプログラミング教室(ロボットの組み立て、プログラミングなど)
参加申し込み:遠隔STEAM教室のWebページより
※応募多数の場合は抽選
※当選者にのみ、9月17日(水)までにメールで連絡
応募締切:2025年9月15日(月)まで
●エリクソン・KDDIデジタルミライラボ