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Pepper for Education、小学生がChatGPT機能を利用可能に

ソフトバンクロボティクス株式会社が、教育機関向け学習サービス「Pepper for Education」のプログラミングツール「Robo Blocks」のChatGPT機能について仕様をアップデート

ソフトバンクロボティクス株式会社は、教育機関向けサービス「Pepper for Education」のプログラミングツールについて、ChatGPT機能の利用対象を13歳未満の児童に拡大すると2025年3月26日に発表した。

Pepper for Educationは、ロボット「Pepper」の動きや発話などのプログラミングが可能なプログラミングツール「Robo Blocks」を搭載している。ソフトバンクロボティクスは、Robo BlocksにChatGPT機能を2023年10月に追加しているが、「小学校の学習でも利用したい」という要望を受け、Azure OpenAI Serviceを活用してセキュリティを強化。13歳未満の児童が安心して利用できる仕様にアップデートした。

Robo BlocksのChatGPT機能を利用することで、プロンプトを書いてアイデアを具現化することができる。例えば、豊富なテーマに関する自由会話の生成や英会話の練習、保健室でのカウンセリング、進路相談などをPepperが対応可能となるプログラムを開発できるようになるという。

Pepper for Educationでは、Scratchベースのプログラミングツール「Robo Blocks」でプログラミングが可能

Pepper for Educationで提供される生成AIリテラシー教材は「理解編」と「実践編」に分かれている。理解編では生成AIの仕組みやリスクを学び、実践編ではChatGPTを使ったプログラミングで社会課題の解決に挑戦する。児童生徒が身の回りにある課題について取り組むことで、社会で「どう生成AIを活用するか」を学ぶことができる構成となっているのが特徴だ。