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国立大学の5割が導入「paizaラーニング 学校フリーパス」、2025年度実績を公開

paiza株式会社が、同社が提供する「paizaラーニング 学校フリーパス」の2025年度申込学校数が679校、クーポン発行数が25万人を突破したと発表(出典:paiza株式会社、以下同じく)

paiza株式会社は、小・中・高・大学・専門学校に無料で提供するプログラミング学習サービス「paizaラーニング 学校フリーパス」の2025年度実績を公表した。

paizaによると、2025年度の申込校数は679校で、前年比106%となった。年間クーポン発行数は25万3,000人(前年比122%)、国立大学導入率は前年比120%で国立大学の5割に拡大。2026年3月時点の累計会員数は96万人を超えたという。

「paizaラーニング 学校フリーパス」の申し込み学校数推移

paizaラーニング 学校フリーパスは、月額1,490円(税込)の「paiza」の学習コンテンツを教育機関が無料できるサービスで、全360レッスン、2,900学習動画、5,500問の演習課題を用意。受講者は、6段階のプログラミングスキル評価システム「paizaスキルチェック」を受け、自分の力に応じた学習を進めることが可能だ。

利用が広がる背景として、同社はAIとデータサイエンス教育の必要性を挙げる。経済産業省の推計では、2040年にAIやロボット活用を担う数理・デジタル人材が340万人以上不足する一方、事務職などの文系人材が余剰になると予測している。さらに、安易なAI利用による基礎力低下への懸念や学生のITスキルの二極化、教員の教材準備の負担増といった課題もあるという。

こうした状況に対し、同社は2025年4月に教員向け管理者機能を公開した。小テストの自動採点や学習進ちょくの可視化により、授業運営や成績評価の負担軽減につなげる狙いだ。2026年度に向けては、学籍番号管理やデータ出力機能の拡充も予定する。講座面では、生成AIの基礎知識から、AIでコードを生成するバイブコーディングまで、学習段階に応じた内容を順次追加している。

山形大学 理学部教授の並河英紀氏は、同サービスを活用し、取得ランクやチャレンジ回数の上位者を表彰する「paizaランクチャレンジ」を国立大学として初めて開催。「DS・AI・プログラミングスキルを磨く教材へのアクセスが確保され、学習モチベーションの向上に大きく寄与している」と語った。

静岡大学 情報学部教授の杉山岳弘氏は、「paizaラーニングのように学生がそれぞれのレベルに応じて学習を進められる環境があることで、特に上位層の学生にとって良い補完的な学習教材になっている。今後も、学生の自主学習を促進するツールとして活用していきたい」とコメントしている。