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「paizaラーニング 学校フリーパス」、プログラミング学習のテスト作成機能と教員向け管理画面を追加
2025年3月11日 08:30
paiza株式会社が運営するITエンジニア向け転職・就職・学習プラットフォーム「paiza(パイザ)」の「paizaラーニング 学校フリーパス」において、プログラミング学習のためのテスト機能と、教員向け管理画面を追加した。paizaの学習コンテンツを授業や成績評価に活用できるようにする。
「テスト作成・設定機能」では、paizaラーニングのレベル別・文法別の2,000問以上の問題から複数問題をピックアップしてテストを作成できる。開始日と締切日も設定でき、授業の小テストや予習復習として活用が可能だ。また、自動採点機能と取り組みの結果集計ができるため、教員の負担軽減にもつながる。
「レポート機能」では、管理画面でテストの解答状況を確認できる。対象学生の一覧で、提出数やスコア合計、問題ごとのスコアなどを把握可能。paizaの問題にはSからDのランクがあり、paizaの一般ユーザーの正答率と比較できるので、生徒のスキルレベルの全体感を把握でき、指導の基準となる。
paizaラーニング 学校フリーパスは、月額1,490円(税込)の「paizaラーニング」を小・中・高・大学・専門学校に無料で提供するサービスだ。paizaラーニングは、動画と問題で学べるオンラインプログラミング学習サービスで、全300レッスン・2,300学習動画・4,800問の演習課題が用意されており、学校フリーパスではすべて無料で利用できる。
paizaでは新機能の活用イメージとして、以下を挙げている。
・プログラミング科目の小テストや成績評価として
毎週の授業後の確認テストとして活用することができる。2,000問以上ある問題から授業に関連した問題をピックアップすることで、復習として学習内容の定着を促進。生徒個別の解答状況も把握できるので、成績評価の材料としても活用できる。
・期末試験対策や研究室の事前課題として
期末試験範囲を学習するための課題や研究室配属前の事前課題として活用できる。課題の問題が解けない生徒は、paizaラーニングの動画講座で自習することも可能。
・学内のプログラミングコンテストとして
paizaの問題集には、初学者向けだけでなく中上級者向けの問題もある。テスト機能を使うことで、90分でプログラミング問題を何問正解できるか学校内で競う、といったコンテスト形式のイベントを気軽に実施できる。
・高校における共通テスト「情報」の対策として
共通テストなどのプログラミング問題では、条件分岐や繰り返しなどのプログラミングの基本概念を理解していることが重要となる。初学者向けの「プログラミング筋トレドリル」を活用することで、コードを書きながら理解の定着を図ることができる。