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ロボット×探究の集大成、中1の実体験から生まれた作品が最優秀賞に
2025年12月19日 10:00
ヒューマンアカデミー株式会社の児童教育事業「ヒューマンアカデミージュニア」は、一般社団法人未来創生STREAM教育総合研究所と共同でロボット・プログラミングのアイデア力や技術力を競う「クリエイティブロボティクスコンテスト2025」を11月23日に東京・渋谷で開催した。クリエイティブ最優秀賞(MVP)は、愛知豊田駒場教室の中学1年生、加藤歩夢さん。
ロボットの名前は「子ども専用舌下免疫療法薬箱Ⅱ」と題し、舌下免疫療法を毎日行う自身の経験から生み出されたロボット。舌下免疫療法とは、毎日少量のアレルゲンを舌の下に投与して、免疫の獲得を目指す治療法である。
自身が薬を服用しているが、飲み方の手順が難しいことから、小さい子供の舌下免疫療法の導入をサポートする目的で、おもちゃのような薬箱があればいいと思い、ロボットを設計した。
動作は、薬を飲む手順を音声でガイドし、薬を舌の上に載せて服用している時間にロボットがクイズを出してくれる。薬の服用について問診も行い、服薬結果は「LINE」を使って医師や患者の保護者などにテキストで送信。1週間、服薬を続けると「ご褒美」の引き出しが開いて中のものを受け取れる。
ロボットはArduino UNO R4 Wi-Fiを動作の中心に置き、音声再生はDFPlayer miniを使った。箱は3Dプリンターで作成し、子供が触っても安全なものを目指し、箱の蝶番などの動作は試行錯誤で何度も作り直している。電子回路では、電圧設計を失敗して壊してしまうなどの苦労があったという。ハードウェア設計から、電子回路設計、プログラミングまで1人でこなしたことも審査員からは驚きの声とともに評価された。
そのほかでは、タイムアタックレース部門で、高校2年生の小池 楓さん(山梨甲府南教室)が金メダルを獲得した。これまで2年間、優勝を逃してきたが、今回、念願の金賞を受賞。小池さんロボットは圧倒的な速さでゴールに到達した。
今回のコンテストでは、そのほかに文部科学大臣賞など合計15部門の受賞作品が発表され、ダブル受賞をする人もいた。
なお、今回のコンテストの審査委員長を務めた古田貴之氏は講評として「毎年レベルが上がっているなか、今回、クリエイティブ最優秀賞(MVP)はすぐに決まったが、それ以外の賞は本当に迷った。トータルに全部できている人が増えていて、ロボプロの標準キット以上のことをやる人が多くいて、非常に驚き、感動した」と述べている。


























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