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情報の整理や数字で考える力を可視化、「創ロボ検定」をヒューマンアカデミーのロボット教室が導入
2025年2月10日 16:00
ユカイ工学株式会社は、一般社団法人 未来創生STREAM教育総合研究所(RISE)による「クリエイティブロボティクス検定」(以下、創ロボ検定)の開発に参画し、ヒューマンアカデミー株式会社のロボット教室において、導入を開始したことを発表した。
創ロボ検定は、子供たちの間で関心の高いロボット工学を通じ、ものづくりに必要な力を育むことを目的とした検定。推奨学年は小学1年生から3年生向けのシルバーランクと小学4年生以上のゴールドランクで、初受検者にはシルバーランクを推奨している。検定料は6,600円(税込)。ヒューマンアカデミージュニアロボット教室か自宅で受講できる。
ロボット工学は、プログラミングをはじめ、エンジニアリング、数学、物理、化学、機械工学、情報、デザインなど、さまざまな技術の集合体だ。知識や技術を複合的に駆使し、物体としてアウトプットするため、子供の創造力や試行錯誤を育むのに適した題材として注目されている。
創ロボ検定は、ロボット工学でものづくりをするうえで大切な基礎力を資料解釈・判断推理・空間把握・数的推理という4つの柱に見立てて可視化する。
同検定の特徴は、以下の通り。
・ものごとの創造に必要な力を可視化する
・実際の製造工程や仕組みを理解できる
・知的好奇心を刺激する文章問題
・思考力を問う問題形式
・興味を引き出し、知識が広がるコラム形式の解説集
受検後には、4つの基礎力のスコアに基づいたアドバイスが記載されたスコア表が発行される。合格者には認定証が授与され、入試などでも活用できるという。さらに、合格者限定のオリジナルピンバッジが後日郵送される。
- 試験形式:教室受検/自宅受検(オンライン受検)
- 試験会場:ヒューマンアカデミージュニアロボット教室、もしくは生徒自宅
- 試験時間:50分程度を想定
- 回答形式:選択肢から正答を選ぶ方式
- 検定料:6,600円(税込)
- 推奨学年:シルバーランク(小学1~3年生向け)、ゴールドランク(小学4年生以上)の2ランクから選択
※初めて受検する場合は、シルバーランクからの受験を推奨 - 詳細・申し込み:公式サイトより
【概要】
同検定を開発したRISE代表理事の須藤冬暁氏は、創ロボ検定について、「子供たちが普段どのようにものづくりをしているのか、そして私たちの生活の中にどのようなロボティクスが隠れているのかを、問題を通して体感できる」と述べている。
また、一般社団法人 デジタル人材共創連盟(デジ連)理事長の鹿野利春氏は、「ロボット教育は、教科の枠を超えた総合的な知育を促す」と述べ、創ロボ検定が子供たちの成長を可視化し、次のステップへとつなげるための重要なツールとしての役割を果たすことを期待している。