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暑いほど飲み物が安くなる自販機、ダイドーの工作コンテストでグランプリに

第3回「ダイドーの工作自動販売機コンテスト」のグランプリ作品「楽しく熱中症対策」(出典:ダイドーグループホールディングス株式会社、以下同じく)

ダイドーグループホールディングス株式会社は、第3回「ダイドーの工作自動販売機コンテスト」の審査結果を2026年10月26日に発表した。103作品の応募があり、6作品が受賞。グランプリには、気温が高くなるほど飲み物が安くなる自動販売機を考えた「楽しく熱中症対策」が選ばれた。

同コンテストは、子供たちが「ダイドーの工作自動販売機キット」を使って制作した作品を表彰するもので、2024年から開催。ダイドーグループホールディングスは、子供たちの創造力や個性を引き出し、社会性を育むことを目的に、2015年から全国の子供たちに同キットを無償提供している。

グランプリの「楽しく熱中症対策」は、熱中症対策を楽しみながら行えるように、気温が高くなるほど飲み物の価格が安くなる仕組みを取り入れた作品だ。飲み終わった缶やペットボトルをリサイクルすると、ルーレットを回せる仕掛けも追加。環境にも人にも優しい自動販売機を目指した。

審査員は、暑いときこそ気軽に飲み物を購入できるようにする逆転の発想や、利用する人への思いやりに着目。さらに、熱中症対策への意識が反映されており、社会課題に目を向けた工夫が光るとコメントしている。

グランプリ「楽しく熱中症対策」

自動販売機マニア賞には「むかしばなしじどうはんばいき」が選ばれた。日本の昔話に登場する食べ物を、ジュースで味わえる自動販売機だ。商品となる缶には一缶ごとに細かくイラストを描き、自動販売機本体には各昔話の一場面を描いた。審査員は、昔話と自動販売機を組み合わせた発想や、どの商品を選ぶか想像する楽しさを評価している。

自動販売機マニア賞「むかしばなしじどうはんばいき」

優秀賞には3作品が選ばれている。「なぞなぞ自動販売機」は、なぞなぞの答えがジュースの味になっており、購入するまで何味かわからない仕組み。なぞなぞ好きの制作者が、「こんな自動販売機があったら面白い」と考えてつくった作品だ。

「世界の歴史ジュース販売機」は、家族で自動販売機の歴史を調べたことから生まれた作品。歴史の調査に加え、カードが出る仕組みやキャラクターの制作に取り組み、兄妹で協力して完成させた。審査員は、自動販売機への探究心やレアカードがもらえる仕掛けに着目している。

優秀賞「なぞなぞ自動販売機」
優秀賞「世界の歴史ジュース販売機」

同じく優秀賞の「宇宙自動販売機」は、宇宙で喉が渇いたときに呼ぶと、ロケット型に変身して飛んでくる自動販売機だ。おすすめの「宇宙ドリンク」は、飲むと宇宙でも呼吸ができるようになったり、宇宙ごみをなくしたりする設定になっている。廃材を活用し、立体的に仕上げた点も特徴。

優秀賞「宇宙自動販売機」

このほか、Instagram投稿賞には、制作者が好きなデコレーションの世界を表現した「アイドル自動販売機」が選ばれた。審査員は、カラフルな色使いや華やかな装飾に加え、作品と一緒に撮影した写真からも楽しさが伝わると講評している。

Instagram投稿賞の受賞作品

特別審査員長を務めた自動販売機マニアの石田健三郎氏は、第1回から3年連続で審査に参加。総評では、「大人では思い付かない自由な発想や夢のあるアイデアが数多く寄せられ、自動販売機の可能性を改めて感じた」と述べている。そのうえで、子供たちが想像力や挑戦する気持ちを大切にしながら、社会貢献や新しいビジネスにつながる自動販売機が生まれることに期待を示した。