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AI英語学習が「役立つ」は88.9%、対人では約9割が言葉に詰まる イーオンが1,000人に調査

株式会社イーオンが、18歳から50歳までの男女1,000名を対象に「AI・デジタル時代の英語学習」に関する実態調査を実施(出典:株式会社イーオン、以下同じく)

株式会社イーオンは、18歳から50歳までの男女1,000人を対象に実施した「AI・デジタル時代の英語学習」に関する調査結果を2026年10月20日に発表した。

調査は、直近1年以内にAI・アプリで英語を学び、英会話の習得を学習目的に含む18歳から50歳の男女を対象に、インターネットで実施したもの。回答者は、AI・アプリのみで学習している500人と、人を相手にした学習も併用している500人の計1,000人。

AI・アプリを使った英語学習が、実際に人と英語で話す場面で役立つかを聞いたところ、「とても感じる」が33.5%、「やや感じる」が55.4%となり、合計で88.9%が効果を実感していた。

AI・アプリ学習が実際の会話で「役立つ」と感じる人は88.9%

言いたいことを英語でスムーズに話せると感じる相手は、「AI・アプリ」が62.8%で最も多く、「日本人の講師」が49.2%、「外国人の講師」が40.2%となった。「仕事や旅行など実際の場面で出会う外国人」は、19.2%にとどまっている。

英語でスムーズに話せる相手は、AI・アプリが最多

さらに、AI・アプリで練習するときよりも、人を相手に英語を話すときの方が言葉に詰まって黙ってしまうことが多いかを尋ねた結果、「とても感じる」が41.2%、「やや感じる」が47.9%で、合計は89.1%となった。デジタル学習に手応えを感じていても、人との会話では難しさを感じる人が多いことが示された。

89.1%がAI・アプリでの練習時よりも、対人会話で言葉に詰まると回答

英会話の習得に向けて力を入れてきたことでは、「単語や文法などの知識を吸収する学習」が68.8%、「読み上げやAI・アプリによる反復訓練」が62.4%だったのに対し、「実際に人と英語で話す実践」は45.3%となっている。

AI・アプリのみで学習する人は、約7割が「学習(知識のインプット)」に注力

学習方法別に見ると、AI・アプリのみを利用する人のうち、実践に力を入れてきた割合は27.2%で、対人学習を併用する人の63.4%を大きく下回った。一方、知識を吸収する学習に力を入れた割合は、それぞれ65.0%と72.6%で、差は7.6ポイントだった。

AI・アプリのみで学習する人は、「実践(実際に人と英語で話すこと)」が約3割にとどまる

実践経験による違いも見られた。人と英語で話す実践に力を入れてきた453人のうち、実際に出会う外国人とスムーズに話せると感じる人は32.0%だった。実践に力を入れてこなかった547人では8.6%となり、約3.7倍の差がある。

実践に力を入れてきたかどうかで、「実際の外国人と話せる」は3.7倍の差

対人学習の良さについては、「相づちや表情など、リアルタイムの反応が返ってくる」が53.0%で最多となった。次いで、「発音や言い回しをその場で細かく直してもらえる」(45.2%)、「自分に合わせて話す速さや内容を調整してもらえる」(44.7%)が続く。

対人学習の良さは、その場のやりとりに関わる要素が上位に

今後の理想的な英語学習方法については、「AI・アプリ学習で基礎を練習し、人が相手の学習で実践する」が54.7%で最も多かった。「人が相手の学習で学び、AI・アプリ学習で復習・反復する」の11.2%と合わせると、65.9%がデジタル学習と対人学習の組み合わせを理想に選んでいる。

理想の学習方法は、AIと対人の「組み合わせ」が約7割
上智大学言語教育研究センター教授 センター長 藤田 保氏

調査結果について、上智大学言語教育研究センター教授・センター長の藤田 保氏は、AI・アプリには間違いを恐れず何度も練習できる利点があると説明。

一方、「語彙や文法が足りないのであれば、AI・アプリと人のどちらの場面でも同じように言葉に詰まるはず。人を相手にしたときにだけ沈黙が生まれるとすれば、相手を待たせてはいけないという焦りや、間違えたら伝わらないのではないかという緊張が、言葉を出にくくしている」と分析した。

藤田氏は、人とのやりとりでは相手の表情や反応に応じた話し方の調整、想定外の話題への対応、伝わらなかった際の言い直しなどの対応が必要と指摘。第二言語習得においては、この即興的なやりとりそのものが学習の機会になるとしている。

■調査概要
調査名:「AI・デジタル時代の英語学習」に関する実態調査
調査対象:全国18歳~50歳の男女1,000名
調査方法:インターネット調査
調査期間:2026年9月4日~9月8日
※調査対象は、直近1年以内にAI・アプリ学習で英語を学び、学習目的に「英語で会話ができるようになること」を含む人
※同調査では、AI・アプリのみで学習している人(500名)と、対人学習も併用している人(500名)を同数で回収