ニュース
東京工科大学、小学生SDGsコンテストの受賞作品を発表 最優秀賞は小6女子の「持続可能なWIN-WINハウス」
2025年10月15日 17:30
東京工科大学(東京都八王子市)は、片柳研究所が主催する「小学生SDGsコンテスト2025」の受賞作品を2025年10月15日に発表した。今年で4回目となる同コンテストには、国内外から合計88点の応募があり、最優秀賞には八王子市立鑓水小学校6年生の柳 みくさんによる「持続可能なWIN-WINハウス」が選ばれた。
同コンテストは、持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに、小学生が自由な発想で身近な課題に取り組むことを目的として、2022年から毎年夏に開催。身の回りのSDGsを達成するアイデアや取り組みをA3用紙1枚にまとめた作品を募集するもので、イラストや設計図、文章、写真など、形式は自由とされている。
柳さんの「持続可能なWIN-WINハウス」では、フードロスやエネルギー問題、環境、異常気象、貧困など、複数の社会課題を一気に解決するアイデアが示され、審査員からは「アイデアを考えたきっかけがわかりやすく説明され、困っている人の気持ちまで考察された内容」と高く評価された。受賞作品は、同大学のWebサイトで公開されている。
優秀賞には、町田市立鶴間小学校の大久保由良さん(6年)、福島県郡山市立大島小学校の竹田莉央さん(5年)、八王子市立中野北小学校の三島美優さん(4年)、八王子市立第五小学校の齊藤永和さん(2年)、筑波大学附属小学校山下英士朗さん(2年)が選ばれた。
片柳研究所 所長の赤津 隆氏は、「研究者でもびっくりするような自由な発想と、SDGsを実現したいという熱い思いに大変感動した。発想したものを実際にやってみるという高い実行力にも驚いている。これからも『どうすればよいか』を考え続けてほしい」と総評を述べている。