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AIが問題を自動生成、高校生と大学生が企画した「社会探究検定」がサービス開始
2025年9月16日 12:03
スタディメーター株式会社は、同社の研究機関としての役割を担う学生コミュニティ「First off Projects」が企画・開発したオンライン検定「社会探究検定」の提供を開始した。
同検定は、1テーマあたり1,000円で受検でき、購入から1カ月以内であれば何度でも挑戦できる。10回合格すると、該当テーマの合格証を取得可能となっている。主な対象は中学生や高校生で、幅広い社会課題を扱う従来のSDGs検定とは異なり、特定の関心テーマを深く学ぶスタイルが特徴である。
提供するテーマは、「ゴミ問題とリサイクル」「気候変動と環境問題」「食ロスと持続可能な食」「グローバルと国際協力」など全27種類。学習者は自分の興味に合わせて1テーマずつ選んで受検が可能だ。
問題はAIが自動生成するため、毎回異なる設問が出題されるのも特徴の1つ。毎回出題される問題が異なるため、繰り返し学習する中で理解が深まり、社会課題についての実践的な思考力を養うことができる。スマートフォンやタブレットから受検できるので、自分のペースで学習を進められる。
First off Projectsでは、資金や学習機会の援助を受ける代わりに、本人の関心に基づいたサービスの開発や学習レポートを作成。新技術に関する知見や新規事業創出の事例をスタディメーターに還元している。
同検定は、学生が自らの視点で「学びたい社会のテーマ」を形にし、生成AIを活用したシステムを開発。中高生が社会課題を「自分ごと」として捉え、未来に向けた思考力と行動力を育む機会を提供するという。