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単元を選ぶだけでテストに頻出の10問を抽出、数学学習「ラクシマス」が無料公開

東大生のアイデアから生まれた学習システム

ラクシマス

 スタディメーター株式会社は、高校生向けの数学学習システム「ラクシマス」を発表した。指定した単元から基本問題10問を自動作成される学習システムで、テスト、採点、解説までオンラインでき、利用料は無料。利用にあたってはGoogleアカウントが必要になる。

「ラクシマス」はテスト勉強における3つの課題「すべての問題を勉強する時間がない」「どの問題を解けばいいのか分からない」「応用問題が解けるようにならない」を解決するために開発。最低限の努力で「70点」が取れる実力をつけられるようにすることが目標だという。現在は数学I・Aの教科書レベルに対応、今後、数学II・BやIII・C、および受験レベルの問題にも対応する予定としている。

 このシステムはスタディメーターのスタッフである大学院生の家庭教師経験からのアイデアから生まれたもの。アイデア立案や問題制作だけではなく、システムのUI設計やLPのデザインも学生スタッフが担当したという。

ラクシマスの問題選択画面

 ラクシマスでは基本問題10問をランダムで選んだ小テストを自動で作成、解答時には各問題に応じた解答時間の目安から算出された問題セット全体の制限時間を示すタイマーが表示される。タイマーを確認することで解答時間に見切りをつけ、悩みすぎで勉強が長引いてしまうことも防ぐことができるという。

ラクシマスの問題画面
ラクシマスの解説画面

 また、解説も充実、解くときの実践的なポイントを東大生の視点で解説し、定番問題それぞれに存在する“おさえるべき解き方のコツ”を理解することで、数学的な思考力を磨くことができる。また、解説画面には2種類の再チャレンジボタンを用意、勉強のやり直しがスムーズにできるとしている。