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ゴミ分別でSDGsを体験、イベント向け環境教育ゲーム「Eco Catcher Battle」が登場

株式会社IKUSAが、環境意識の向上とチームビルディングを実現する教育ゲーム「Eco Catcher Battle」のイベント提供を開始

株式会社IKUSAは、環境教育ゲーム「Eco Catcher Battle」の全国提供を開始したと2025年5月14日に発表した。自治体や企業に向け、SDGsや環境教育の啓発イベントとして導入を推進していく。

Eco Catcher Battleは、タブレット上のクレーンゲーム型マシンをタッチ操作し、表示された資源ゴミを正しく分別して得点を競うチーム対抗型のゲームである。ゴミの種類や分別方法を自然に学べる構成となっており、SDGsやリサイクルへの理解促進を図ることが可能で、研修や地域イベントで利用できる。

クレーンゲーム型マシンを操作して資源ゴミを正しく分別

同ゲームでは、ゴミの分別工場映像やAIロジックを活用した設計により、教育的価値とリアリティを両立した分別体験を体験できる。チーム対抗形式でプレーすることも可能で、協力プレイを通じてコミュニケーションが生まれ、チームビルディングや一体感の醸成にもつながるという。

タブレットを操作し、専用のエコキャッチャーで制限時間内に多くのゴミを回収して分別
ゲーム中に表示されるゴミ分別の動画を視聴することで、分別をリアルに体験可能

タッチ操作のみで簡単にプレーできるため、子供から高齢者まで年齢を問わず楽しめる設計となっているのも特徴の1つ。回収したゴミの数や種類によって得点が異なり、高得点を狙う戦略が重要になる。

回収したゴミの数や種類によって得点が異なる

同社によると、学校や教育機関での体験型授業や企業のSDGs研修、商業施設や自治体の集客イベント、eスポーツ大会の1コンテンツなどの導入事例を想定している。ゲームは2~3分で1プレーが完結し、最大100名まで同時参加が可能。イベントの開催費用は税込35万円からで、機材や運営スタッフの費用が含まれる。

同ゲームの開発は、ゲーミフィケーション事業を手がける株式会社OGIXが担当。また、環境機械メーカーのウエノテックス株式会社、廃棄物理のDXに取り組むRita Technology株式会社、シンガポールのWeb3エンターテインメント企業Digital Entertainment Assetの3社がAI搭載ゴミ選別ロボット「URANOS」の技術を活用して共同開発している。

企業や自治体、商業施設などに対してイベントや研修の提案・運営を行うIKUSAは、パートナーシップを結んで同ゲームのイベント提供を実施するという。