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『桃太郎電鉄2 ~あなたの町も きっとある~ 東日本編+西日本編』、東京ゲームショウ2025に登場

TGS2025で新作『桃太郎電鉄2 ~あなたの町も きっとある~ 東日本編+西日本編』を出展

株式会社コナミデジタルエンタテインメントは、「東京ゲームショウ2025(以下、TGS2025)」(主催:CESA)で、2015年11月13日に発売予定の『桃太郎電鉄2 ~あなたの町も きっとある~ 東日本編+西日本編(以下、桃鉄2)』を出展した。ブースでは、試遊体験ブースが設けられ、先行して新マップの一部や新要素に触れられる貴重な機会となっている。

『桃太郎電鉄』は、最大4人で楽しめるすごろく形式のボードゲーム。サイコロを振って全国を巡り、目的地を目指しながら物件を購入し、資産を増やしていく。資産を競う一方で、他プレイヤーとの駆け引きや妨害も楽しめるのが特徴で、特に「ボンビー(貧乏神)」の存在は勝負の展開を大きく左右する要素としておなじみである。

また、地域の地名や名産品、文化的背景を楽しく学べる点が評価され、『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~』は、全国各地の小中学校や自治体で導入が進んでいる。学習教材として授業に組み込まれるケースも多く、「遊びながら地理や経済を学べる」コンテンツとして教育現場からの注目も高まっている。

『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~』を、学校教育機関やフリースクールに向けて無償で提供している

ブースでは「あなたの町もきっとある」をテーマに、全国各地の名産品や物産をモチーフにしたお祭り屋台風の試遊スペースが展開され、会場は華やかな雰囲気に包まれていた。中央にはやぐらが設けられ、桃太郎を囲むように桃鉄柄の浴衣や法被(はっぴ)を着たコンパニオンが来場者を出迎える。

KONAMI『桃太郎電鉄2 ~あなたの町も きっとある~ 東日本編+西日本編』のブース
試遊スペースは東西に分かれ、屋台風の装飾も充実。ビンボー神や夜叉姫のお面を配布する屋台や、ご当地グルメを模した装飾が並び、お祭り会場さながらの盛り上がり

試遊時間は、桃鉄の6カ月分に相当する約10分。短い時間ながらも新要素を十分に体感できた。新しいカードや快適さを増したシステム面に加え、より詳細になったマップには前作にはなかった身近な駅が多数登場していた。ちなみに、東日本編・西日本編それぞれの全マップはすでに公式サイトで公開されており、プレイヤーは事前に「自分の町は登場するのか」「どんなルートで旅をするのか」を確認できる。

マップの全駅と物件がわかる「まるっと全駅!マップ」を公開中

試遊後には、桃鉄オリジナルのてぬぐいと入浴剤がプレゼントされた。筆者は残念ながら新しいキングボンビーには遭遇できなかったが、試遊に挑戦すればいち早く新キャラに出会えるかもしれない。

試遊の参加賞は、オリジナルの手ぬぐいと、『桃鉄』とコラボを予定している入浴剤「日本の名湯」

新作『桃鉄2』の最大の特徴は、日本列島を「東日本編」と「西日本編」の2つのマップに分けて収録していること。これにより、マップがより詳細になり、これまで登場しなかったローカル駅や身近な町も数多くゲーム内に反映されている。

以前は駅として存在しなかった枚方が、最新作『桃鉄2』に収録。『桃鉄 教育版』で枚方市の小学生が「桃鉄に枚方を!」とプレゼンした夢がついに実現

物件駅数はシリーズ最大規模の約1,000駅に拡大。物件数は6,000件以上に及び、従来作を大きく上回るボリュームとなっている。これにより、プレイヤーが自分の地元や旅先の町を発見できる可能性は格段に高まった。

西日本は431駅、東日本には559駅の物件駅が登場!
『桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜』と新作との比較。富士吉田の周辺に新たな駅が誕生している

従来からあった歴史ヒーローやご当地イベントにも、東日本・西日本それぞれに対応したキャラクターやイベントが大幅に追加されている。東北・関東・中部にはその地域ゆかりの偉人や祭りが、西日本には関西や九州の伝統行事が新たに登場し、土地ごとの特色がさらに明確になった。

「宮沢賢治」クイズなど、東日本・西日本の各地をテーマに楽しいイベントが充実

さらに、『桃鉄』ではおなじみの妨害キャラ・ボンビーたちにも、東日本編・西日本編それぞれにゲストボンビーが新しく追加されている。

物件の収益率をマイナスに変えるパーセントボンビー
デビル系カードを吐き出すデビルボンビー

なお、Switch 2版専用の新機能として「ひろびろマップ」や「おすそわけ通信」といったモードが搭載されており、従来より広い視界でマップを把握したり、ソフトを持っていない友人とも一緒に遊べる工夫が加わっている。加えて、発売後のアップデートではカメラプレイにも対応予定で、プレイヤーの表情を映し出しながら盛り上がれる新しい遊び方も期待できる。

通常よりも広い視点でマップを楽しめる「ひろびろマップ」
別売の「Nintendo Switch 2 カメラ」などのUSBカメラを接続すると、プレイヤー同士の顔を見ながら遊ぶことができる

TGS2025は千葉市の幕張メッセで、9月28日(日)まで開催中。一般公開日の9月27日と28日には、幕張メッセイベントホールにて、中学生以下の子供とその保護者を対象にした特別エリア「ファミリーゲームパーク」が開設される。

ファミリーゲームパークは「学ぶ」と「遊ぶ」を融合させた体験型エリアで、子供と一緒にゲームを楽しむのはもちろん、親にとってもゲーム業界を知る場となるよう工夫されている。

主なコンテンツは、以下の通り。

アソビバ! :年齢に応じた最新ゲームを試遊できる子供向けゾーン

マナビバ! :ワークショップ形式でゲームを作る仕事を体験、業界紹介展示も実施

キッズステージ :キャラクターショーや実況イベントなど親子で楽しめるステージプログラム

フードコーナー :キャラクターコラボメニューやキッチンカーが並ぶ飲食エリア

スタンプラリー&ガチャ :会場を巡ってスタンプを集めたり、オリジナルグッズが当たるガチャ企画を楽しめる

ファミリーゲームパークの会場マップ

ファミリーゲームパーク概要

日時:2025年9月27日(土)10時~17時(入場は16時まで)
2025年9月28日(土)10時~17時(入場は16時まで)
場所:幕張メッセイベントホール(専用入場口より入場)
対象:中学生以下の子供とその同伴家族
入場料:無料
※ファミリーゲームパーク以外の会場(1-11ホール)への入場は、中学生以上は有料