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ベネッセ、通信制サポート校「Be高等学院」を2025年4月に開校

通学かオンラインの学習スタイルを選択可能

ベネッセの通信制サポート校「Be高等学院」

 株式会社ベネッセコーポレーションは、通信制サポート校「Be高等学院」を2025年4月に開校する。ベネッセコーポレーションとして初のサポート校となり、Webサイトを開設して資料請求予約を開始した。

 Be高等学院は、ベネッセが「進研ゼミ」など家庭における自学自習コンテンツや「進研模試」学校向け教育の商品やサービスから培った「教材」「データ」「人」を生かして提供。教材提供と個別指導といった人的サポートで通信制高校の卒業資格取得と大学進学をサポートし、クラス担任以外にも各領域の専門コーチが連携して生徒を支援する。

通信制のくまもと清陵高等学校などと連携

 サポート校として連携する高校は、くまもと清陵高等学校とそのほかの連携校。学科は進路別に2つあり、高校卒業認定の単位取得を目指す「基礎科」と、難関大学や海外大学進学を視野に入れた「進学科」が用意される。また、週に数回、キャンパスに通学する「通学スタイル」と自分のペースで在宅学習する「オンラインスタイル」を選べる。

学科と通学のスタイル

 Be高等学院の学院長は上木原孝伸氏で、教育企業で17年間講師として教壇に立ち、通信制高校の開校準備から参画。同校の副校長を4年務めた経験があるという。

Be高等学院 学院長 上木原孝伸氏

 Be高等学院の特色として、一人ひとりの居場所や学びのためのサードプレイスとするため、3つのステップで「生徒一人ひとりが自分らしくWell-beingでいられる環境」を作ることを目指している。

 まずStep1は、クラス担任や学習支援の「赤ペンメンター」などがサポートする毎日の「安心・安全」で、Step2が豊かな学びのリソースを活用する機会を提供する「自分らしい学びの道筋」。さらにStep3では「個々の学力伸長・目標達成支援」として個々人に合わせた最適なプログラムを設計し、ゴールと現在値のギャップを埋めていくとしている。

Be高等学院が目指す環境作り<3つのステップ>

 Be高等学院を開校した背景として、多様な進路選択のひとつとして通信制高校への注目が高まっていることと、ベネッセがこれまで培った教育に関わるリソースを通信制高校の生徒に対しても提供し、学びや進路実現に貢献していくためだという。

 学費などの詳細はまだ公開されていない。5月末以降にWebサイトに掲載するほか、資料請求への対応時に公開される予定。