「進研ゼミ」が自治体の学校外教育サービス助成事業への対応開始

株式会社ベネッセコーポレーションは、「進研ゼミ」などの通信教育講座において、各自治体が実施する習いごと・塾代などへの支援・助成施策向けの受講対応を10月より開始した。

昨今、多くの自治体では、家庭の所得格差や、自治体ごとの民間教育インフラの差などさまざまな視点から、子供たちの習いごと・塾代などを助成し、学習環境を支援する施策が拡大している。その助成による受講においては、地域の塾やスポーツ教室などに加えて通信講座のニーズもあり、「進研ゼミ」などに対しても自治体や受講者から対応を求める声があったことから今回の方針が決定した。

制度の対応にあたっては各自治体で異なる適用条件への対応をはじめ、利用者から各自治体が発行する「助成カード」「助成券」の提示など、通常のベネッセの対応とは異なる受講サポート業務を正確・円滑に行っていく必要がある。そのため、ベネッセでは新たに各自治体の制度ごとにナビゲーションをする専用ページを設置。同ページでは利用者がベネッセとのやりとりをすべてオンラインで完結でき、迅速に受講申請できる。

現在、大阪市「習い事・塾代助成事業」、千葉県南房総市「学校外教育サービス利用助成事業」での対応を開始しており、両市で当該施策を利用希望の場合は、専用サイトから対応講座の確認や申し込みができる。また、今後の事業者参画への対応についても、各自治体の制度条件や対応する商品・サービス、学年などのリクエストをヒアリングし、両者で調整のうえ決定していくという。