ニュース

進研ゼミ小学講座の実力診断テスト、オンライン完結のCBT方式で無料実施

 株式会社ベネッセコーポレーションは「進研ゼミ小学講座」において、申込から受検、提出、結果確認までオンラインで完結するCBT形式で「実力診断 基礎学力テスト」を実施する。11月13日からWebサイトで申し込みを開始し受検は25日から。受検料は無料。

 今回行う実力診断 基礎学力テストは小学1年から6年が対象。受検科目は小学1年が算数のみ。小学2年から6年が国語と算数となる。

 CBT形式のテストでは、初めての小学生でも取り組みやすいよう工夫されている。文章を見ながら解く問題向けに画面2分割機能や操作を説明するチュートリアルが用意されているほか、計算式を書き込むことができるメモ機能や下線を引く機能が搭載されている。

CBT方式で受検しやすい工夫をしたテスト

 受検に必要な標準動作環境として、PCから受検する場合ではOSがWindows 11/10の場合、WebブラウザとしてMicrosoft Edge (Chromium)またはGoogle Chrome最新版。Mac OS 13/12/11の場合はWebブラウザはSafari最新版、タブレットではiPad OS 16/15でWebブラウザはSafari最新版が示されている。保護者による成績表の閲覧についてはさらにAndroidやiOS(iPhone)でも閲覧可能としている。

受検してすぐに実力診断と学習アドバイスを返却
成績表のイメージ

 ベネッセコーポレーションがCBT形式のテストを提供する理由は、小学生のうちからCBT形式のテストに慣れることで、CBT形式のテストでも学習成果を発揮してもらいたいという狙いから。

 ベネッセが小学生の保護者向けに行ったアンケートではCBT形式のテストを受検したことのある小学生は5%にとどまっており、CBT形式のテストには物理的な制約がないなどのメリットがある一方で、書き込みのしづらさや国語の長文読解時の問題の一覧性などに関する不安がある。

小学生がCBT形式のテストを受検したことがあるかどうか
テストがCBT化されるメリット
テストがCBT化されるうえでの不安

 なお、今回は会員以外にも提供するテストだが、すでに進研ゼミ小学講座の会員向けには専用タブレットで完結するCBT形式の実力診断 基礎学力テストを2023年から提供している。