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「第8回全国小中学生プログラミング大会・第2回全国高等学校プログラミング大会」のグランプリが決定
9作品が受賞、準グランプリは小学6年生
2023年12月1日 15:30
JJPC実行委員会は、「第8回全国小中学生プログラミング大会」および「第2回全国高等学校プログラミング大会」の最終審査会を11月26日にオンラインで実施した。応募総数は61作品で、「発想力」「表現力」「技術力」を基準に9作品が受賞し、グランプリには近江兄弟社高等学校2年高橋理企さんの「VR縁日」が選ばれた。
JJPCは、学生を対象としたプログラミングコンテストで、PC・スマートフォン・タブレットで動作するソフトウェア、またはロボット・電子工作などのハードウェアを対象とする。自身によるオリジナル作品であれば、使用する言語や作品の形式は一切問わない。テーマの指定などもなく、自由な発想で創作できる。
今回受賞した作品は、以下の通り。
  ・グランプリ「VR縁日」  
  (近江兄弟社高等学校2年 高橋理企さん)  
台湾の姉妹校の生徒に向けて制作した作品。「日本の文化を体験してもらいたい」という思いから、VRで縁日を再現した。たこ焼きやチョコバナナや、実際に遊べる射的や輪投げの屋台を用意。正面の櫓では祭り太鼓が叩かれ、上空には花火が上がるなど、楽しい体験を通して国際交流を図る内容になっている。
  ・準グランプリ「小学生大学病院経営ゲーム」  
  (草加市立氷川小学校6年 横田夏向さん)  
大学病院の経営シミュレーションゲーム。プレイヤーは「東教授」として、敵と競い学長を目指す。アピールポイントは、敵のタイプを考えて行動パターンを工夫した点。ITや最新の設備、海外との絡みを増やす通常イベント、実際のニュースを取り入れたランダムイベントを考えた。ゲームの勝敗は、2年間の総合成績を総合ポイントに換算し決定する。
  ・高等学校部門 優秀賞「All IoT化システム」  
  (弓削商船高等専門学校1年 平松夏々翔さん)  
世界中の電波がある場所ならどこからでもスマホで家電を操作でき、IoT火災報知機やIoT温湿度計など、色々な機能を備えたシステム。赤外線信号でテレビの電源を入れるほか、Siriと連動し家電を操作。「Wake On LAN」を使い、離れた部屋からパソコンを起動するなど、スマホ1つで一連の動作が完結する仕組みを実現。
  ・中学生部門 優秀賞「日本語でフロー」  
  (摂津市立第一中学校2年生 佐野頌太さん)  
日本語ベースのテキストデータから、フローチャートの画像を生成できるWebアプリケーション。パソコンやタブレットでの使用を想定し、生活に潜む「流れ」を簡単に可視化できることを目指した。ライブラリとして「shortcuts.js」、使用方法を説明する動画編集には「InShot」を使用している。
  ・小学生部門 優秀賞「数学牢獄からの脱出」  
  (横浜市立西寺尾第二小学校3年 三澤康太郎さん)  
「Processing」で作成した、数学をテーマにしたゲーム。数学の知識で問題を解き、牢獄から脱出する。関数によってステージを6個に分け、ステージごとにグラフをモチーフにしたオリジナルキャラクターを作成。それぞれの関数の魅力をキャラクターが話すようにした。数学を解くことをメインに楽しめるよう、物語のないシンプルな設計にした。
  ・入選「ニャメット」  
  (名古屋市立八社小学校5年 川口聡介さん)  
「micro:bit」をとりつけたヘルメットと接続して使うアプリ。自転車に乗る際、ヘルメットをかぶりたくなるアプリがあるといいという思いから制作。micro:bitがヘルメットの有無と自転車の加速度を検知する。主な機能として、知る機能・わくわく機能・通知機能を取り入れた。ソーラーパネルと蓄電池で、充電しなくても使用可能となっている。
  ・入選「石ころ脱出大作戦」  
  (三島市立北上中学校1年 田口陽貴さん)  
プレイヤーを操作して、洞窟から脱出するゲーム。操作はキーボードで行い、左クリックでマウスの方向に石ころを投げる。石ころが当たった場所は音波で発光するため、道を確認しながら進むことができる。全体マップや操作方法のチュートリアルを取り入れ、プレイしやすくなるように工夫した。
  ・入選「Gear Defense War」  
  (長泉町立長泉中学校3年 河合考契さん)  
歯車と武器を駆使し、真ん中の歯車を守る防衛ゲーム。歯車の大きさによって回る速さが変わるため、大きい歯車と小さい歯車にメリットとデメリットがある。武器と敵にも相性があり、そこを考えて設置していくことが醍醐味となっている。
  ・入選「WariCam(わりかむ)」  
  (愛知教育大学付属名古屋中学校3年 園田 暁さん)  
食べた量に応じて、請求書を公平に分割するために開発されたアプリ。料金を純粋に人数で割るのではなく、食べた量に応じて割り勘できるようにした。あらかじめ座っている席を設定し、アルゴリズムによって誰がどれだけ食べたかを判定する。























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