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「中高生国際Rubyプログラミングコンテスト2023 in Mitaka」の最優秀賞が決定

ゲーム部門はチーム「ダイスマン」、Webアプリ・IoT部門は金光峻希さんが受賞

「中高生国際Rubyプログラミングコンテスト2023 in Mitaka」の最終審査会を実施

プログラミング言語「Ruby」を活用した「中高生国際Rubyプログラミングコンテスト2023 in Mitaka」(主催:中高生国際Rubyプログラミングコンテスト実行委員会)が、2023年12月9日に開催され、最優秀賞、優秀賞、審査員特別賞の各賞が決定した。最優秀賞には、ゲーム部門では滝沢市立滝沢第二中学校 科学技術部 チーム「ダイスマン」の「DICE」、Web アプリ・IoT 部門では金光峻希さんの「SQSO Web」が選ばれた。

同コンテストは、まつもとゆきひろ氏が開発した日本初のプログラミング言語・Rubyを使った作品を募集するもので、最終審査会には応募総数124件からゲーム部門6作品、Webアプリ・IoT部門5作品の全11作品が進出した。当日はリアル会場でプレゼンテーションと質疑応答を行い、Ruby の生みの親であるまつもとゆきひろ氏を審査委員長とする7名の審査委員によって審査が行われた。

最終審査会の模様は、YouTubeの公式チャンネルにて後日公開予定となっており、2024 年には、第14回大会の開催を予定している。 各部門の最優秀賞・優秀賞・審査員特別賞は、以下の通り。

【ゲーム部門】

・最優秀賞「DICE」
(岩手県滝沢市立滝沢第二中学校 科学技術部 チーム「ダイスマン」)

3Dを利用したパズルゲーム。サイコロの列を回転させて数をそろえていく。サイコロの目が揃った列の目の合計数が自分の得点となる。立体的にサイコロが回転するところもポイントとなっている。

ゲーム部門 最優秀賞「DICE」(岩手県滝沢市立滝沢第二中学校 科学技術部 チーム「ダイスマン」)

・優秀賞「ステルスゲーム」
(愛媛県立松山工業高等学校 野原嘉人さん)

敵に見つからないように進んで、ターゲットを回収するゲーム。敵に見つかりそうな時のスリルやドキドキ感を味わうことができ、その分だけクリアした時の達成感と解放感は大きい。タイムアタック機能やランクシステムがあるので何度も楽しむことができる。

ゲーム部門 優秀賞「ステルスゲーム」(野原嘉人さん)

・審査員特別賞「Challenging Spy」
(岩手県滝沢市立滝沢第二中学校 科学技術部 チーム「噂の海鮮先輩」)

新人スパイである主人公が超大手企業に潜入し、ファイルを盗み出すゲーム。レーザーや警備員の監視をかいくぐりファイルを入手、無事に脱出することができればゲームクリアとなる。

ゲーム部門 審査員特別賞「Challenging Spy」(岩手県滝沢市立滝沢第二中学校 科学技術部 チーム「噂の海鮮先輩」)

・審査員特別賞「ten days」
(愛媛県立松山工業高等学校 秋山宗太郎さん)

敵の動きや、テントや焚火の耐久値、プレイヤーのHPに気を付けながら10分間を生き延びるポイントクリック型ホラーアドベンチャーゲーム。

ゲーム部門 審査員特別賞「ten days」(秋山宗太郎さん)

・審査員特別賞「Craft Roguelike」
(愛媛県立松山工業高等学校 日野陽介さん)

材料を集めながら、自分で武器を作り、作った武器でひたすら敵を倒し続け、出来るだけ長く生き残ることが目的のゲーム。どんどん難易度が上がっていくため、タイミングを見計らって武器を作り、各種ステータスをバランスよく強化していくことが大事になる。

審査員特別賞「Craft Roguelike」(日野陽介さん)

・審査員特別賞「3D迷路」
(愛媛県立松山工業高等学校 宮田爽詩さん)

3D風の迷路を探索して敵を倒しながら、塔を上っていくゲーム。塔を上るほどマップが広く敵が強くなり、数が増えていく。レベルやステータス、スキルがあり、プレイヤーがステータスやスキルにポイントを割り振り、自分好みのキャラを育てることができる。

ゲーム部門 審査員特別賞「3D迷路」(宮田爽詩さん)

【Webアプリ・IoT部門】

・最優秀賞「SQSO Web」
(金光峻希さん)

アマチュア無線のログ(交信記録・業務日誌)を作成するためのWebアプリケーション。複数の無線局を扱えること、Webアプリであること、この2点が主な特徴となっている。

Webアプリ・IoT部門 最優秀賞「SQSO Web」(金光峻希さん)

・優秀賞「Summin-up」
(小泉 愛さん)

英単語や文法の丸暗記ではなく、正しい英語に触れる機会を増やしたい人、英語を自然に身につけたいと考えている人をターゲットにした英語学習サイト。

Webアプリ・IoT部門 優秀賞「Summin-up」(小泉 愛さん)

・審査員特別賞「AniSphere」
(井上蓮太郎さん)

アニメ評価サイトとSNSを掛け合わせたようなサイト。作品について1度しかレビューできないレビュー機能ではなく、作品について何度でも投稿できる「つぶやき機能」を実装している。

Webアプリ・IoT部門審査員特別賞「AniSphere」(井上蓮太郎さん)

・審査員特別賞「AI Diagram」
(石崎 龍さん)

単語から多角的にアイデアを広げられるサービス。。イメージを膨らませたい単語を入力すると、ChatGPT APIがイメージが近い名詞・形容詞を「連想」し、その結果が単語のつながりのグラフとして提示され、発想のつながりを視覚的に捉えることができる。

Webアプリ・IoT部門 審査員特別賞「AI Diagram」(石崎 龍さん)

・審査員特別賞「地産地消プロジェクト」
(口田道哉さん)

特定の地域で商品の取引をするマッチングサイト。小さなコミュニティでの使用を想定しており、商品の受け渡しは個人で相談して行われる。高齢者やパソコンが苦手な人でも、簡単に取引ができる仕組みにした。

Webアプリ・IoT部門 審査員特別賞「地産地消プロジェクト」(口田道哉さん)