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CA Tech Kids、香川県善通寺市とデジタルシティズンシップ推進の協定を締結

小中学生へのプログラミング教育支援や、市職員のChatGPT研修を実施

小学生向けプログラミング教育事業の株式会社CA Tech Kidsは、香川県善通寺市と、デジタルシティズンシップ推進に係る連携協定を締結した。これに伴い、2023年5月31日に善通寺市役所にて協定締結式が行われた。

今回の協定は、新しいテクノロジーがもたらす機会を主体的に考え、その利活用や、情報に基づいた選択ができるようになるための規範「デジタルシティズンシップ」を推進することを目的としたもの。具体的には以下の活動に取り組む。

・小学生プログラミング教育支援

CA Tech Kidsは2019年より、小学校教員へのプログラミング教育研修と市内小学校でのプログラミング授業を実施してきた。コロナ禍には、オンラインを活用した授業を継続していたが、本年度より同社講師が現地学校で行うプログラミング授業を再開する。

また2020年より、市内の小学生が継続的にプログラミングに取り組む目標となるべく「善通寺市キッズプログラミングコンテスト」を市が主催。その運営をCA Tech Kidsがサポートしている。

・中学生以上を対象とした、より発展的なプログラミング学習支援

2023年に善通寺市総合会館がリニューアルした新たな学び・交流の場「ZENキューブ」で、無償で利用できるプログラミング自習室を開設する。CA Tech Kidsが独自に開発をしたe-Learning教材を用い、中学生以上の市民は誰でも自由に学べる。e-Learning教材では、発展内容として本格的なテキストコーディングも学習することができる。

・市職員等への「ChatGPT」研修

対話型AI「ChatGPT」の利用方法について、市職員を対象に研修を行う。「ChatGPT」の利活用方法やリスクなどの留意事項を含めて、AI技術との付き合い方について学ぶ。なお、研修では機密情報や個人情報を扱わないものとする。

第1弾として、5月31日に約30名の善通寺市職員に研修を実施した。講義だけでなく実際に体験したことで、参加した職員からは「ChatGPTの得手不得手を理解することができた」「新技術に尻込みすることなく、冷静に把握しながら、技術に使われるのではなく、まちの未来のために技術を使いこなしたいと思う」といった感想が寄せられたという。