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情報活用能力を診断するサービス「ジョーカツ」、小中学生を対象に全国6地域で実証開始

全国の教育委員会や学校に向けたDX支援や教材開発、広報支援を行う一般社団法人国際エデュテイメント協会は、小学生から中学生を対象とした情報活用能力を診断できるツール「ジョーカツ」の実証を開始する。

期間は2023年11月〜2024年3月末。小学5年〜中学3年を対象に、1自治体につき最大1000名が無償ジョーカツを利用。2度の診断テストや、ジョーカツでの診断結果をもとにした定量データ分析レポーティングを行う。そのほか、希望する学校には、診断結果に基づいたICT活用研修の企画・実施や、全国学力状況調査の質問紙でのICT活用に関する活用度合いの変化効果測定も提供する。

実施するのは以下の6つの地域。

【自治体名】

  • 大阪府守口市教育委員会(守口市立さくら小学校、守口市立樟風中学校)
  • 長野県喬木村教育委員会(喬木村立第一小学校、喬木村立第二小学校、喬木村中学校)
  • 宮城県登米市教育委員会(登米市立加賀野小学校)

【学校名】

  • 大阪府泉南市立西信達中学校
  • 茨城県那珂市立木崎小学校
  • 北海道札幌市発寒東小学校

ジョーカツは、小学生から中学生までの教育課程において、PCやタブレット、インターネット活用を軸とした情報活用能力を診断することができるツール。8月にリリースされた。文部科学省が提示する情報活用能力体系表例に基づき、情報活用能力における3つの大枠(①基本操作、②問題解決・探究スキル、③情報モラル・セキュリティ)で構成。全28問の質問に回答すると、回答内容に応じて診断結果及びキャラクターが表示される。

ジョーカツが提供するサービス内容は以下のとおり。

  • 「ジョーカツ」の診断ツール提供
  • クラス、学校、自治体単位での集合データレポーティング
  • 自治体向け教育DXコンサルティング
  • 情報活用能力診断結果に基づいた研修企画・実施