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児童生徒のICTスキルや情報モラルを診断する「ジョーカツ」を開始、国際エデュテイメント協会

「ジョーカツ」

 教育委員会や学校にDX支援等を行っている一般社団法人国際エデュテイメント協会は、小学生と中学生を対象に、情報活用能力を診断するツール「ジョーカツ」の提供を開始すると発表した。

 ジョーカツは、全28問の質問に回答し、診断結果を得るというもの。質問は文部科学省が提示する情報活用能力体系表例にもとづいて「基本操作」「問題解決・探究スキル」「情報モラル・セキュリティ」という3つの大枠から構成される。

 児童や生徒向けに診断結果が親しみのあるキャラクターとともに表示され、教員へは今後の学習者用端末の活用方針の検討など、学びのサポートを行う。また、教育委員会へは学校ごとや自治体全体での情報活用能力の状態を把握でき、学年単位や経年での能力変化などから、今後の検討や教員研修に活用できるという。

診断結果及びキャラクターが表示
キャラクターによる診断結果表示

 ジョーカツの開始にあわせ、2023年度無償実証プロジェクトに協力する自治体を募集する。1自治体につき1000名まで無償でジョーカツ利用ができ、定量データ分析、診断結果にもとづいたICT活用研修の企画と実施など提供する。