ニュース

LINEみらい財団、情報モラル教育を支援する「GIGAワークブック 指導計画サポートブック2023年度版」を無償配布

「GIGAワークブック」を用いた情報モラル教育の年間指導計画例を学年ごとにまとめる

一般財団法人LINEみらい財団は、効率的・効果的な情報モラル教育の実施を支援するための「GIGAワークブック 指導計画サポートブック2023年度版」を作成し、無償での提供を開始した。

LINEみらい財団は2022年より、「情報モラル」と「情報活用」の育成や向上を図るため、活用型情報モラル教材「GIGAワークブック」を提供している。

今回新たに提供する「GIGAワークブック 指導計画サポートブック2023年度版」は、「GIGAワークブック」を用いた情報モラル教育の年間指導計画例を、小学校低学年・高学年、中学校ごとにまとめた資料だ。年間指導計画例は、「総合」や「学活」などの時間だけでなく、「国語」「理科」「美術」など各教科の授業内でも情報モラル教育を無理なく取り入れ、継続して実施できるよう設計している。

■“情報モラル教育を実施したくても時間が確保できない”

LINEみらい財団では、GIGAスクール構想下の教育現場における情報モラル教育の実施状況等について把握することを目的に、2023年3月から4月にかけて、全国の小学校・中学校・高等学校の教員と保護者を対象とした調査を実施した。

調査結果では、情報モラル教育の実施時間が足りていないと感じる教員が4割以上いる一方、実施時間を増やすことが難しいという回答が半数近くに上る結果となった。教育現場においては、情報モラル教育の実施時間を増やす必要があっても、決められた授業計画の中で新たに時間枠を確保することは難しいという課題がうかがえると、LINEみらい財団ではコメントしている。