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Polaris.AI、N-E.X.T.ハイスクール構想に対応したAI伴走支援を提供

Polaris.AI株式会社が、「N-E.X.T.ハイスクール構想」に取り組む自治体・教育委員会・高校向けに、AI伴走支援サービスの提供を開始(出典:Polaris.AI株式会社)

Polaris.AI株式会社は、文部科学省が推進する「N-E.X.T.ハイスクール構想」に取り組む自治体・教育委員会・高校に向け、計画策定から成果の地域波及まで支えるAI伴走支援サービスの提供開始を発表した。

N-E.X.T.ハイスクール構想は、各都道府県が地域の実情に応じた高校教育改革の先導拠点校を創出し、その成果やノウハウを地域全体へ広げる事業である。2025年度補正予算では約2,955億円の基金が設けられ、2027年度以降は恒久的な高等学校教育改革交付金への移行も検討されている。

Polaris.AIによると、計画を進める教育委員会や高校からは、「AIやデータを授業に組み込む方法がわからない」「教員が使いこなせるか不安」「予算に見合う効果の測定や報告が難しい」といった声が寄せられているという。同社では、計画の初期段階からAI活用の設計・実装・成果の評価までを支援する。

支援内容は、N-E.X.T.ハイスクール構想が示す3つの改革類型に合わせて構成。アドバンスト・エッセンシャルワーカーなどの育成支援では、地域産業とAIを組み合わせた探究プログラムを提供する。地域企業のデータを題材に、生徒がAIを使って課題を見つけ、解決方法を考えるプロジェクト型学習を設計する内容だ。

生徒の問題設定力を育てる講座では、アイデア創出・分析・試作品の作成・発表まで、AI活用のワークフローを学ぶプログラムを提供。事業計画書の作成や、3年間の成果を文部科学省へ報告するためのKPI設計も支援対象となる。

理数系人材育成支援では、AIの最新動向を学ぶ講義や、研究者・エンジニアを目指すための学習計画を高校の特色に合わせて構築。情報Ⅱの探究型授業への導入にも対応するほか、AI研究者や海外で活動するエンジニアとの座談会、特別講義を企画する。教員向けには、生成AIを使った授業準備や教材開発の実践研修を行う。

多様な学習ニーズへの対応では、特別支援・不登校・外国にルーツのある生徒など、一人ひとりに合わせた対応をAIで支援。個別の教育支援計画や指導計画、自立活動の設計を支援し、教員の負担軽減と指導の質を向上させることを目指す。

学習履歴や行動データを使った個別学習の仕組みのほか、遠隔授業や学校間連携を支える教育データ基盤の設計・開発も行う。生成AIを使った個別対応計画の作成研修や、成果を測定して報告するための枠組み作りも支援内容に含まれる。

Polaris.AI、東京大学松尾研究室から生まれたスタートアップである。2025年には文部科学省の教育分野に特化した生成AIの実証研究事業に採択され、教育委員会や特別支援分野で支援計画の作成支援システムを実証。理論と実装の両面を深く理解するエンジニアと研究者が、教育の文脈に即してAIを設計・実装するという。