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アーシャルデザイン、部活の地域展開で河合塾とパソナとの資本業務提携を締結

株式会社アーシャルデザインが、河合塾グループ、株式会社パソナグループと資本業務提携を締結(出典:株式会社アーシャルデザイン、以下同じく)

株式会社アーシャルデザインは、河合塾グループ(株式会社KJホールディングス)、および株式会社パソナグループと資本業務提携を締結したと2026年7月21日に発表した。

今回の提携は、資金調達を主な目的とするものではなく、各社の強みを組み合わせる戦略的な協力関係を主目的としたもの。「教育領域」「自治体・人材・文化芸術領域」「スポーツ・IT領域」の各分野をつなぎ、部活動の地域展開を現場で動かす仕組みづくりを進める方針だ。

文部科学省のガイドラインでは、2026年度から2031年度までの6年間を「改革実行期間」とし、休日の部活動は原則としてすべての学校で地域展開を目指す方針が示されている。自治体には、指導員の確保だけでなく、運営事務の増加や財源の確保などへの対応も求められている。

同社は、制度や移行予定が指導者・保護者・生徒に十分届いていないことや、先行する自治体のノウハウがほかの地域に共有されにくいことを課題に挙げる。また、「何が、いつ、どう変わり、誰がどう関わるのか」がわかりにくく、意思決定に必要なデータや事例がまとまった形で参照できないという。

河合塾グループ(株式会社KJホールディングス)執行役員 グループ投資戦略部長 井上知彦氏

河合塾グループは、教育分野で蓄積した知見を生かし、地域で行う部活動を新たな教育や学びの機会として発展させる役割を担う。KJホールディングス 執行役員 グループ投資戦略部長の井上知彦氏は、「部活動の地域展開は、子供たちの多様な学びや成長を支える新たな教育基盤を築く重要な取り組み」とコメント。学校・地域・企業がそれぞれの強みを生かしながら連携し、子供たちが安心して学び、挑戦し、成長できる環境を社会全体で支えていくことが、これまで以上に求められているとの考えを示した。

株式会社パソナグループ 専務執行役員 髙木元義氏

パソナグループは、自治体とのネットワークや人材サービス、文化芸術分野の取り組みを生かし、指導人材の確保・育成・配置を進める。同社子会社のパソナJOB HUBとも業務提携し、ProShareなどで培った専門人材の活用方法と、スポーツ人材の育成や活用を組み合わせる。

パソナグループ 専務執行役員の髙木元義氏は、「少子化による部活動の維持の難しさや教員の働き方改革を背景に進む地域移行は、教育と地域の双方に関わる課題」だと説明。子供が継続してスポーツに取り組める環境と、長く運営できる仕組みづくりへの貢献を目指す。

アーシャルデザインは提携の実装主体を担う。同社は、中学校領域における部活動地域展開の受託校数でNo.1の実績があるとしており、アスリートのキャリア支援、IT人材育成、自社サービスの開発で培った基盤を活用する。全国の自治体・学校・地域・企業を結び、各地域での運営を進めるという。

株式会社アーシャルデザイン 代表取締役CEO 小園翔太氏

アーシャルデザイン 代表取締役CEOの小園翔太氏は、「部活動の地域展開は、子供たちの放課後と教員の働き方、地域の未来に関わる『待ったなし』の課題」と述べた。同社は、2032年をゴールではなく出発点として、住む地域にかかわらず、子供がスポーツや文化活動に挑戦できる環境の整備を目標としている。