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AIとの対話で授業を復習、児童83%が理科学習に役立つと回答
2026年7月27日 06:30
青山学院大学 教育人間科学部 教育学科 教授の北澤 武氏と、株式会社エスシーシーは、洗足学園小学校(神奈川県川崎市)で、5年生75名を対象に実施したAI復習支援サービス「まなりぴ」の試使用結果を2026年7月25日に発表した。
「まなりぴ」は、エスシーシーと青山学院大学の共同研究から生まれた復習支援サービスである。学習端末上の生成AIと対話しながら、児童生徒が授業で学んだ内容を自分の言葉で説明することを促す。生成AIは児童生徒の理解度に応じて問いを投げかけ、児童生徒が考えを整理して説明する機会をつくる。
洗足学園小学校では、「学んだことを自分の言葉で説明して理解を深める」というコンセプトに賛同し、2025年11月に1回目の実証実験を行っている。
2回目となる今回は、2026年6月に追加した「理解度チェック機能」を中心に試した。期間は2026年6月15日から26日までで、5年生75名が理科の学習に利用。児童は休み時間や家庭学習で自由に使い、終了後に児童と教員へのアンケート、教員へのインタビューを実施した。
理解度チェック機能は、生成AIが問題を作り、児童生徒が記述式で解答する。生成AIによる採点結果は一覧で確認でき、初回と最新の点数を比べて学習の定着度を把握可能だ。正答率だけでなく、児童生徒がどのように答えたか、どこが間違っているかを可視化する。
担当教員からは、「解答内容まで確認できることで、児童の理解度を把握しやすくなった」との評価があった。自分の言葉で説明した内容を生成AIが採点し、理解が足りない部分を示すことが、児童自身につまずきを気付かせるきっかけになったという。学習内容の定着や、記述力と表現力の向上につながる可能性も挙げられた。
また「授業動画の登録後から理解度チェック機能が問題を作るまで、教員の手間がかからずスムーズに進められた」というコメントも寄せられている。
児童からは、「チャット形式で、恥ずかしさを感じにくく復習できる」「相手が生成AIなので質問しやすい」という声があった。「まなりぴは理科の学習に役立つか?」の質問では、「とてもそう思う」「そう思う」の合計で83%の児童が肯定的に回答。同様に、合計で91%の生徒が「『まなりぴ』は質問しやすい」と答えた。
エスシーシーと青山学院大学は、自分の言葉で説明することで「理解を深める」と同時に、「自己理解力(メタ認知力)の向上」「学習意欲・自信の向上」など、理解を深めるまでの過程で得られるさまざまな可能性があるとしている。今後も共同研究を続け、児童生徒の学びに与える効果や、教員による学習状況把握への活用方法を検証する方針だ。

























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