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VRを活用した狂言オンラインワークショップ、岡山県津山市の小中学校で実施

岡山県津山市教育委員会とNTT西日本が実施する、狂言オンラインワークショップ

岡山県津山市教育委員会は、株式会社万作の会、西日本電信電話株式会社 岡山支店、エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社と合同で、2023年2月9日・10日、市内の小中学校に向けてVRによる体験型オンラインワークショップを実施する。日本の伝統文化・狂言の巡回公演をオンラインで行い、演劇鑑賞のみに留まらず、VRならではの没入感のある体験を提供。ICTを活用した「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指す。

狂言オンラインワークショップでは、従来万作の会が学校で実施していた巡回公演をVRやオンラインを用いて実施するもの。これまでも万作の会とNTT西日本は、NTTスマートコネクトが提供するVR動画配信サービス「REALIVE360」を活用し、4K360度マルチアングル配信での狂言鑑賞体験の提供や、狂言演目のデジタル化・アーカイブ化に取り組んできた。

本取り組みのポイント及び教育効果は3つで、1つ目は誰一人取り残さない体験型の学びの提供、2つ目は子どもたちの主体性や探求心の向上、3つ目はSTEAM教育の実践につながる教科横断的な学習の推進としている。

実施校は市内の小中学校5校。2022年7月に事前授業を実施し、当日は万作の会所属の狂言師が講師を務める。体験学習で試用されるVRコンテンツは、野村萬斎氏が監修・出演。

VR体験の流れ(写真はプレスリリースより)

津山市とNTT西日本グループでは、「主体的・対話的で深い学びを得られる教育モデル」の定着に向け、引き続きVRを活用した体験学習を推進。今後は教科学習や総合的な学習において、環境問題や交通安全などの多様なテーマに取り組む予定だとしている。