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相模原市、バーチャル空間で「チャレンジ教室」を初開催

相模原市立青少年相談センターでは、学校へ登校することをためらいがちで、集団で活動することが苦手な児童・生徒を対象に「チャレンジ教室」を開催している。

このチャレンジ教室の一環として、オンライン上のバーチャル空間の中でアバターを操作して行う「オンライン版チャレンジ教室」が2022年12月17日に初めて開催された。

バーチャル空間には、NTTによるXR空間プラットフォーム「DOOR」を利用。市内在住の8人の児童・生徒が自宅から参加し、アバターに思い思いのニックネームを付けて活動を体験した。

相模原市立青少年相談センターでは、「今回の経験を生かし、今後も対面での活動と並行してICTを活用したプログラム等の実施を通じて、児童・生徒が人との関わりに自信を持ち、次へのステップへとつながる支援をしていきます」とコメントしている。

開催内容は以下のとおり。

・◯×クイズ

操作の練習も兼ねて、〇×クイズを実施した。参加者は、アバターの操作にもすぐ慣れ、進行役のスタッフの声掛けやチャットの案内で、自分のペースで活動できた。

・クロスワード

〇×クイズの後、参加者は、クロスワードに挑戦した。バーチャル空間内に掲示された相模原市にちなんだクイズの答えを、事前に郵送したクロスワード用紙に記入していった。

クロスワードに記入できた参加者は、各自で「答え合わせの部屋」に入ってクロスワードに隠されたメッセージを確認した。

・最強レベル謎解き問題

クロスワードが解けたら、最後に「最強レベル謎解き問題」に挑戦した。時間一杯頭を悩ませている参加者の様子が画面越しにうかがえた。

最強レベル謎解き問題にはメッセージが隠れており、問題の前に参加者が集まり、隠されたメッセージを解読した。活動の最後には、チャットで感想を投稿したり、「リアクションボタン」で反応したりする参加者の様子が見られた。