ニュース
「こどもとIT」2022年に読まれた記事ランキング、トップ10
2022年12月29日 06:45
2022年も残すところ、あと数日となりました。今年最後の記事は「こどもとIT」でこの1年間(2022年1月1日~12月25日)にアクセス数の多かった記事のトップ10をご紹介します。
「こどもとIT」は今年1月に媒体をリニューアルし、業界のニュースや学校現場のレポート記事などを多く発信してきました。今年はGIGAスクールが2年目に突入し、活用推進に向けた動きが全国で見られたほか、高校においても「情報Ⅰ」の必履修化や「総合的な探究の時間」が始まるなどさまざまな動きがありました。
ほかにも、プログラミング教育、STEAM教育、デジタルシティズンシップ教育、教育データ利活用、先生の働き方改革、教育メタバースなど、さまざまな話題が盛り沢山で、ITで変わっていく教育分野の成長と可能性を感じた年になりました。
2022年に読まれた記事は?
1位:ハーバード大のコンピュータサイエンス講座「CS50」の日本語化が完了し、無償公開 (2022年9月2日公開)
1位を獲得したのは、ハーバード大学が提供するコンピュータサイエンスの講座が日本語化され、無償公開されたというニュース。同講座を小中学生の子どもたちが利用するのは少しむずかしいかもしれませんが、今年はビジネスパーソンの間で「リスキリング」への関心が高くなったこともあり、保護者を中心に広く読まれました。
2位:「オンライン オナラしたいな ミュートしよ」小学生の夏休み川柳の優秀作品発表 (2022年8月10日公開)
ベネッセコーポレーションが実施した「小学生の夏休み川柳」。子どもたちのユーモアあふれた川柳が多くの読者に読まれ、トップ2にランクインしました。まだまだコロナ禍のため、学校や日常生活では制限も多くありますが、子どもたちが明るくたくましく過ごしている様子が伝わってきました。
3位:大学入学共通テスト「情報Ⅰ」、試作問題と正解表を公表 (2022年11月11日公開)
2025年度(令和7年度)から大学入学共通テストの出題科目となる「情報Ⅰ」。今年11月にその試作問題と正解表が公開され、ようやく全体像と具体的な対策が見えるようになりました。教育関係者や保護者、対象となる受験生にとって大学入試の出題科目が増えるインパクトは大きく、今でもアクセス数を伸ばしている記事になります。
4位:ゲームで学べる、Pythonプログラミング学習サービス「novoc studio」リリース (2022年2月18日公開)
「Python」は社会人や学生の間で、学習として人気のあるプログラミング言語。高校のプログラミング教育でもPythonを選ぶ教育者は増えています。そんなPythonがゲームで学べるとあって、このニュースはSNSでも広く拡散。また6月には第2弾となるオセロの「REVERSI(リバーシ)」もリリースされ、同じくこちらのニュースも多く読まれました。
5位:N高・S高通学コース、川越、高崎、岡山など10キャンパスを2023年4月に開校 (2022年10月3日公開)
すでに2万人近い生徒が在籍するN高・S高。通信制高校としてのイメージが強いですが、全国各地にキャンパスがあり、週1、週3、週5で選べる通学コースを設けています。来年度からは、その通学コースで10キャンパスを新たに開校し、全国43キャンパスに拡大。多様な学び方を選ぶ中学生や保護者が増えていることを物語っています。
6位:授業で使ったScratch、見守れない場合は「クラスの終了」を忘れずに (2022年4月26日公開)
6位にランクインしたのは、小中学校のプログラミング教育でよく使われている「Scratch」の話題。利用が広がる一方で、教師が作成したクラスやアカウント管理が原因で子どもたちの間ではトラブルも起きており、その現状や対応策について青山学院大学大学院特任教授 阿部和広氏に寄稿していただきました。
7位:マインクラフトで”本気”を見せる子どもたち。作品をつくる熱量が未来を拓く力になる! (2022年2月25日公開)
「こどもとIT」では年間を通して教育版マインクラフトの話題を多く取り上げていますが、その中で最も読まれたのがこの記事。Minecraftカップ2021全国大会 最終審査会・表彰式のレポートとなります。子どもたちが作品に込めた想いや大人の想像をはるかに超える表現力に感動したのを思い出します。次のMinecraftカップ全国大会は2023年2月5日開催。こちらも楽しみです。
8位:教育版マイクラがついにスマホ対応!カメラ機能やマルチプレイがアップデート (2022年7月5日公開)
8位にランクインしたのは、同じく教育版マインクラフト。昨年5月から一般の企業や非営利団体でも年間ライセンスの購入が可能となり、利用者も増加していますが、それに伴いバージョンアップの回数も増えています。そこで同記事では、アップデートの内容をまとめて紹介。改めて、教育版マインクラフトへの関心が高まっていることを知る記事となりました。
9位:マイクラで算数の世界を楽しもう!測定・分数・グラフなど楽しいワールドが充実 (2022年8月5日公開)
教育版マインクラフトには、英語やプログラミングなどさまざまなワールドが数多く用意されており、「こどもとIT」では定期的にワールド紹介の記事を発信しています。「算数」のワールドを取りあげたこの記事では、測定・分数・グラフなどに楽しく触れられるワールドを紹介。子どもの「算数ぎらい」で悩まれている保護者の方に多く読まれたのかもしれません。
10位:学情、「就職人気企業ランキング」を男女別に比較 (2022年12月5日公開)
編集部の予想を裏切って、ランクインしたこちらの記事。保護者や教育関係者の方も、イマドキの人気企業は気になるようです。加えて、12月という就活への関心も高まる時期に公開した記事ということもありアクセス数をぐいぐい伸ばしました。
以上、「こどもとIT」で2022年に読まれた記事ランキング・トップ10を紹介しました。ここで紹介できる記事はほんの少しでしたが、平素より多くの方にご愛読いただきまして、編集部一同、喜びを感じております。来年も子どもたちの学びがさらに充実するよう、保護者の皆さま、教育関係者の皆さまに有益な情報を届けていきたいと考えております。来年も引き続き「こどもとIT」をよろしくお願いします。