学情、「就職人気企業ランキング」を男女別に比較

株式会社学情は、2024年卒学生対象「就職人気企業ランキング」（11月24日発表）の結果をもとに、男女別に比較した結果を12月2日に発表した。

（1）男性部門トップは伊藤忠商事。「ゲーム」が30位以内に5社ランクイン

男性部門トップは、伊藤忠商事。2位は、「あつまれ どうぶつの森」がヒットした任天堂。任天堂を筆頭に、13位のバンダイナムコエンターテインメント、14位のバンダイなど、「スポーツ・ゲーム」が30位以内に5社入った。

この結果について学情では「女性部門では、「スポーツ・ゲーム」のランクインは30社中1社に留まっており、女性よりも男性のほうが「ゲーム」への人気が高いことが分かります」とコメントしている。

9位にSkyが入ったほか、17位のグーグル、20位のアマゾンジャパンなど「IT・ソフトウェア」が支持を集めている点も、女性部門と比較した際の特徴となっている。

（2）女性部門トップは資生堂。「マスコミ」人気が顕著。前年よりジャンプアップしたのは旅行関連

女性部門トップは資生堂。2位、3位は講談社、集英社と続き、「マスコミ」が30位以内に8社入った。男性部門では、「マスコミ」のランクインは3社だった。

この結果について学情では「マスコミ業界は、男性からも支持を集めているものの、男性よりも女性のほうが「マスコミ」への人気が高いことが分かります」とコメントしている。

また、6位のオリエンタルランド（前年16位）、9位の星野リゾート・マネジメント（前年13位）、18位のJTBグループ（前年20位）など、「レジャー・旅行」関連が順位を上げている点も、男性部門と比較した際の特徴となっている。

■調査概要

• 調査期間：2022年4月1日（金）～2022年10月31日（月）
• 調査機関：株式会社学情
• 調査対象：2024年3月卒業予定の全国大学3年生、大学院1年生
• 有効回答数：8,345名
• 調査方法：
  （1）あさがくナビ登録学生へE-MAILにて告知。Web上の入力フォームによる回収
  （2）弊社主催のイベント来場学生へのWeb入力フォームによるアンケート調査及び回収

■ランキング算出方法

回答学生の所属する学校所在地および文理・男女で12区分を設定、文部科学省統計情報より男女文理別の学生数を推計し、ウエイトバック処理の母数とした。これに回答数を対比させウエイトバック値を算出。ランキング1位を100ポイントとした相対値によって2位以下のポイントを算出した。