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「失敗」から学ぶDXハイスクール、水戸葵陵高の探究学習をmonoDukiが支援

monoDuki合同会社が、学校法人田中学園 水戸葵陵高等学校において、デジタル人材育成プロジェクトの伴走支援を実施(出典:monoDuki LLC. 、以下同じく)

monoDuki合同会社は、学校法人田中学園 水戸葵陵高等学校(茨城県水戸市)において、Digital Xコースの1・2年生48名を対象に実施しているデジタル人材育成プロジェクトの伴走支援に関する取り組みを発表した。

水戸葵陵高校はDXハイスクールの採択校で、2年次の修学旅行先であるセブ島の文化や景観、体験をXR技術(VR/MR)でデジタル空間に保存して再構築する構想を進めている。monoDukiは、AIやXRなど先端分野への体系的な学習機会を整備し、生徒たちの問題解決の引き出しや選択肢を増やすため、昨年度から取り組みを開始。今年度は2027年3月まで伴走型支援を実施する予定だ。

1学期には、Digital Xコースの1・2年生に対面とオンラインを組み合わせた講義を実施。生徒たちは、水戸市市街地のデジタルアーカイブプロジェクトに取り組んだ。4月に合同授業を始め、5月には混合チームで活動の理念や行動指針を決定。デジタルアーカイブする場所や対象、その目的をまとめた企画書を作り、水戸市役所の観光課に提出している。

Digital Xコースの1・2年生に合同授業を実施
1・2年生の神戸チームで理念と行動指針を策定
デジタルアーカイブする場所や施設、意図をまとめた企画書を作成

6月には水戸市街地でフィールドワークを実施した。生徒自身が3Dスキャンを行う施設へ電話で連絡し、撮影許可を得るなど、調査の準備にも取り組んでいる。現地ではスマートフォンのアプリを使い、施設や場所を3Dデータとして記録した。

3Dスキャンを実施する施設に、電話で確認を取る生徒
フィールドワークで巡る場所や工程を検討
スマートフォンのアプリを利用して3Dスキャンをする様子
水戸市の千波公園にある複合施設「好文テラス」で3Dスキャンをする生徒

monoDukiは、あえてインターネットの情報のみで計画を立ててフィールドワークに臨ませ、「対象物が大きすぎてスキャンできない」など、想定外の事態に直面するようにプロジェクトを設計。計画通りにいかない経験を「現場でしか得られない一次情報」と捉えさせることで、状況に合わせて柔軟に計画を修正する姿勢を生徒たちに促している。

7月上旬には、チーム内で匿名による他者評価を行うとともに、ワークシートを使って自分の行動を振り返った。チームで定めた行動指針も使い、自分たちの活動を評価して教員へ説明する機会を設けた。

匿名でお互いの良かった点を褒め合うワークを実施
プロジェクトにおける自身の行動をワークシートに沿って振り返り

7月末の学校説明会では、生徒が自分たちでデジタルアーカイブして制作した3D空間を来校者に発表した。VRゴーグルを使った体験も用意し、生徒自身が来校者に装着方法や操作方法を説明している。

デジタルアーカイブで作成した3D空間をオープンキャンパスの来校者に説明

monoDukiでは、プロジェクトを進めるにあたって、全体計画の策定および毎回の講義における到達目標(ゴール)の明確化を徹底。生徒の習得状況や進ちょくをリアルタイムに把握し、柔軟にカリキュラムを最適化するだけでなく、ワークシートを効果的に使うことで、生徒が自らの考えを言語化し、能動的に一歩目を踏み出せるよう学習環境を設計したという。

さらに、毎回の授業後に担当教員と綿密な振り返りを行い、次回の改善点を即座に共有。学校の担当教員と役割を分担しつつ、Googleチャットで連絡できる体制も整えた。Googleチャットによる迅速な連絡手段を確保することで、教員の心理的・実務的負担を軽減しながら生徒の成長を支える伴走体制を構築している。

monoDukiは、「DXハイスクール向けの持続可能な探究学習モデル」の構築支援をはじめ、「民間企業向けの若手DX人材・次世代リーダー育成プログラム」の提供・相談を受け付けている。DXハイスクール支援については、機材が決まっていない段階でも相談が可能で、学校の教育方針や「どのような学びを実現したいか」という目的に応じて、最適な機材選定から整理するという。

monoDuki合同会社が提供する支援の流れ