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非認知能力を「測れる指標」に、Ai GROWが高校の教育目標づくりを支援

非認知能力の可視化・育成を支援する測定ツール「Ai GROW(アイ・グロー)」の特設ページを公開(出典:Institution for a Global Society株式会社、以下同じく)

Institution for a Global Society株式会社は、非認知能力の可視化・育成を支援する測定ツール「Ai GROW(アイ・グロー)」の実践や、高校での学びと社会で求められる力のつながりを考える特設ページを公開した。

特設ページでは、「高校での学びが、社会に出てからの活躍(仕事で求められる力)にどうつながるのか」という視点から、学校が掲げる教育目標を測定可能な指標に具体化する考え方を紹介。IGSは、学校が目指す人材像などの到達目標に対し、1年目や2年目に「何をどこまで身に付けるか」という中間指標を設定することが重要だとしている。

対象となるのは、主体性や協働性、粘り強さなど、一般的な学力テストだけでは捉えにくい非認知能力である。Ai GROWでは、生徒の自己評価とクラスメートなどによる他者評価(360度評価)を組み合わせ、独自のアルゴリズムで評価の偏りを補正して数値化。「1年目でどこまで育てるか」といったKPIの進ちょくをデータで確かめることが可能になるという。

また、探究型学習やPBL(課題解決型学習)において、生徒が自ら問いを立て、他者と協力して取り組む過程を多面的に捉える。生徒一人ひとりが強みや成長を確認し、「どんな経験が成長につながったのか」を振り返る材料として利用することも想定している。

Ai GROWは、学校ごとの教育目標やスクールポリシーを、測定可能な25のコンピテンシーの組み合わせで定量化。IGSによると、N-E.X.T.ハイスクールの拠点校や協力校、連携する企業や大学、地域社会との間で、学校が育てようとしている力を共有するための共通言語としても活用できるという。

「Ai GROW」で定量化できるコンピテンシー(一部抜粋)

IGSは、N-E.X.T.ハイスクール構想の追加採択が2026年9月15日に公表されたことを背景の1つに挙げ、高校教育改革が進む中で、仕事で求められる力から教育目標を逆算し、KPIへ落とし込む手順を特設ページで示している。

代表取締役社長COOの中里 忍氏は、AIの進展によって仕事の内容や人の役割が変化する中、学校と企業が対話し、学びと社会のつながりを考えることが重要だとしている。また、「評価データを『どんな経験が成長につながったのか』『次は何に挑戦してみようか』という教員と生徒の対話の手がかりにしてほしい」と述べた。

Ai GROWは、IGSが教育機関向けに提供する非認知能力測定ツールで、スマートフォンやタブレット端末で測定できる。2026年8月現在、累計で全国630校に有償導入されており、これまでに蓄積した児童生徒の非認知能力評価データは1.25億件にのぼる。なお、令和7年度の文部科学省スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校230校のうち、65校が導入しているという。