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鳥取県初、青翔開智中高が非認知能力の客観的な評価に「Ai GROW」を導入

開校8年目にして難関大学合格者を総合型選抜入試で輩出

Institution for a Global Society 株式会社(以下 IGS)は、青翔開智中学校・高等学校(以下、青翔開智)に、学力以外の資質・能力を可視化する評価ツール「Ai GROW(アイ・グロー)」を、鳥取県初の事例として有償導入したことを発表した。

同校の強みである「探究プログラム」で育成する「共成する力」や「飛躍力」は、数値では測りづらい非認知能力であるため、これまで生徒の自己評価で評価を行なってきた。このたび、より客観的に教育効果を可視化するため、生徒が能力を相互評価したうえで、評価に関わるバイアスをAIで補正する「Ai GROW」を導入した。

青翔開智は、同校が定めるセルフコントロール・まきこみ力を示す「共成する力」と、バイタリティやビジョンを示す「飛躍力」等を伸ばす、中高一貫の「探究プログラム」が強みの学校。生徒は探究の研究結果を総合型選抜入試で活用しており、開校8年目にして、東京大学、早慶MARCH、海外大学などの難関大学合格者を輩出している。

同校では、独自の学習評価を開発するなど教育効果の可視化も進んでいるが、一般的に評価が難しい非認知能力にあたる「共成する力」「飛躍力」の客観的な評価が課題であった。そこで、生徒同士で評価し、バイアスをAIで補正する「Ai GROW」を導入に至ったという。

「Ai GROW」は、従来のペーパー・テストでは評価が難しい「資質・能力(思考力、判断力、表現力等)」を、AIを活用した公正な相互評価等を通して可視化する評価ツール。国内外250校以上に導入されている。

一般的に、相互評価は、評価者の甘辛傾向や忖度等、「不要な評価の偏り(バイアス)」が発生しやすいという課題があるが、Ai GROWでは、評価傾向の甘辛や、評価者の質、スマホや端末で回答する際の指の動き・かかった時間などを踏まえた「評価の信頼度」をAIが分析した上で、評価結果を補正し、より公正な非認知能力の評価を実現している(特許技術)。

鳥取県初の導入となり、6月24日に、生徒約137名が受検する。

Ai GROW受検結果レポート。受検完了後、即時に端末へ送られる