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子供の気質を見える化、「First GROW」が子供の特性に応じた声かけや接し方のヒントを提供

Institution for a Global Society株式会社(IGS)が、未就学から小学校低学年の子供を対象に「気質(生まれもった特性)」を測定・分析する「First GROW」の提供を開始

Institution for a Global Society株式会社(IGS)は、子供の「気質(生まれ持った特性)」を分析して可視化する「First GROW」の提供を開始した。対象は未就学児から小学校低学年の子供で、保育施設や家庭、習い事教室などでの活用を想定している。

同サービスでは、保護者や保育者が約5分間のアンケートに回答することで、子供の特性を8タイプに分類。分析結果は、施設向けと保護者向けの2種類のレポートで提供する。子供の特性に合った接し方や声かけのヒントを共有することで、教員や保護者が子供の可能性を引き出す関わり方を見つけられるようになる。

保護者向け個別レポートのサンプル

特に、子供の行動を「良い」「悪い」で評価するのではなく、「落ち着きがない=好奇心旺盛」「人見知りが激しい=慎重で観察力が高い」といったように、行動の裏にある特性を科学的に捉える視点を提供。経験の浅い若手職員や中途入職者、パートタイムスタッフにとって、子供を理解する入り口となる実践的なツールとして活用が期待できるとしている。

アンケートはスマートフォンやタブレット端末、パソコンから回答が可能。信頼性の高い国際的な気質理論をベースとして、スマートフォンや動画視聴といった環境が子供の行動に与える影響を加味した、独自開発の分析手法を採用した。

価格の目安は1施設あたり10万円からで、導入の詳細や申し込みは専用サイトで受け付ける。

IGSは、小学校4年生から中学・高校・大学生を対象とした教育機関向け非認知能力測定ツール「Ai GROW」を提供しており、累計で小学校・中学校・高校の約500校が有償導入している。今回提供を開始する「First GROW」は、その前段階として、未就学児〜小学校低学年に特化したアプローチを可能とするもので、同社は今後も子供の発達段階に応じた支援の提供を目指す方針だ。