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小学生のお年玉事情、6割が「使うより増やしたい」と回答
2025年12月22日 11:00
株式会社小学館の「コロコロコミック研究所」は、小学生のお年玉と投資への意識に関する調査結果を発表した。同研究所は、男子小学生向けマンガ雑誌『月刊コロコロコミック』の読者アンケートデータをもとに、小学生の実態を分析するプロジェクトである。
「お年玉はいくらもらいましたか」という質問では、「1万1円〜2万円」が最も多く、全体の約3割を占めた。次いで「5,001円〜1万円」が約19%、「2万1円〜3万円」が約18%となり、もらう金額の中心は1万円前後に集中している。過去の傾向と比べても、大きな変化は見られなかったという。
一方、「もらったお年玉で使っていい金額」については、「3,001円〜5,000円」(25.7%)が最多で、「1,001円〜3,000円」(20.6%)、「5,001円〜1万円」(19.3%)が続いた。
「お年玉は何でもらいましたか」という問いには、「現金」が97.2%と圧倒的多数を占めた。一方で、「PayPayなどのスマホのお金」(0.3%)、「銀行振込」(1.8%)、「商品券(図書カード、QUOカードなど)」(5.1%)といった回答も見られた。
基本的には現金が主流であるものの、家庭によってはキャッシュレス決済や振り込み、プリペイド型の金券など、受け取り方が少しずつ多様化している実態も浮かび上がっている。
今回は、金融リテラシーに関する項目も設けている。「おうちの人から『投資』や『NISA』という言葉を聞いたことがありますか」という質問には、「聞いたことがある」が23.7%、「聞いたことはあるが、意味はよく知らない」が18.0%となり、合わせて41.7%がこれらの言葉に触れた経験があると回答した。
また、「お年玉を『使う』のではなく、『増やす』ことに興味はありますか」という問いに対しては、「少し興味がある」(36.0%)、「すごく興味がある」(24.6%)を合わせて60.6%が肯定的に回答している。家庭での会話や学校での金融教育を通じて、お金を「使って終わり」にするだけでなく、「どのように増やすか」を意識し始めている子供が一定数いることがうかがえる。
お年玉の具体的な使い道について聞いたところ、1位は「貯金」であった。お金をすぐに消費せず、ためておくという選択が多くの子供に選ばれている。
一方で、あこがれのホビーや遊びに使うケースも目立つ。2位は対戦ホビー「ベイブレード X」、3位は「コロコロコミック」、4位は「ポケモンカード」、5位は「クレーンゲーム」となった。
『コロコロコミック研究所』アンケート
「もらったお年玉の金額」「お年玉の使い道」
調査期間:2025年6月13日~7月14日
調査対象:『コロコロコミック』読者またはその家族
調査機関:自社調査
集計数:998
調査方法:雑誌のハガキアンケート
「もらったお年玉で使っていい金額」、「お年玉のもらい方」、「投資・NISAは聞いたことある?」、「お年玉を『使う』より『増やす』ことに興味がある?」
調査期間:2025年10月15日~11月13日
調査対象:『コロコロコミック』読者またはその家族
調査機関:自社調査
集計数:777
調査方法:Webアンケート



























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